How to Choose
How to Choose
後付けの蓄電池の選び方
タイプ(単機能型・ハイブリッド型)、停電時に使える範囲(全負荷・特定負荷)、容量の順に決めると、候補が絞れます。
結論
FIT期間が終わる・パワコンが交換時期なら、パワコン交換を兼ねられる「ハイブリッド型」がおすすめ。災害時のことも考えて「全負荷」が人気です。
Step 1タイプを選ぶ
Single
単機能型
太陽光と蓄電池でパワコンが別々。今ある太陽光のパワコンをそのまま使えるので、太陽光の保証にも影響しません。
こんな方に
- すでに太陽光を設置していて、パワコンがまだ新しい
- 太陽光がなく、蓄電池だけを入れたい
Hybrid
ハイブリッド型
太陽光と蓄電池のパワコンを1台にまとめたタイプ。単機能型より変換のロスが少なく、効率よく電気を使えます。
こんな方に
- 太陽光と蓄電池を同時に導入する
- 太陽光のパワコンが交換時期(10年前後)を迎えている
V2H Link
V2H連携型
太陽光・蓄電池・V2Hを1台のパワコンでまとめて制御。EVのバッテリーも家の電気として使えます。
こんな方に
- EV・PHEVに乗っている、または購入予定
- 太陽光・蓄電池・EVをまとめて効率よく使いたい
Step 2停電のときに使える範囲を選ぶ
Full
全負荷型停電時も家じゅうの電気が使える
停電のときも家じゅうで電気が使え、200Vの家電にも対応できるので安心感があります。ハイブリッド型には全負荷型が多く販売されています。
Specific
特定負荷型決めた場所だけに電気を送る
停電のとき、家の中のあらかじめ決めた場所だけで電気が使えます。全負荷型より価格が安くなる傾向があります。
タイプと停電時の範囲は自由に組み合わせられるわけではなく、製品ごとに決まっています(両方に対応できる製品や、あとから全負荷に変更できる製品も一部あります)。
Step 3容量を選ぶ
容量選びを間違えると、太陽光の電気を思うように使えなかったり、大きすぎて初期費用が高くなったりします。ここでは、実際に放電できる容量=実効容量で考えます(蓄電池は貯めた電気を100%から0%まで使い切ることはできません)。
Point 01
売電量から選ぶ
ご希望作った電気を自家消費に回して、電気代の節約と停電に備えたい
- 過去1年の売電量は合計3,600kWh(春夏は月平均380kWh、冬は210kWh)
- 1日あたり約9.8kWh → 実効容量10kWhが目安
- 停電に備えて残量を20〜30%残す設定(メーカー推奨)にするなら、さらに2〜4kWh大きい容量を
特定の月や日の売電実績ではなく、「年間の合計売電量」で考えるのがポイントです。売電量は太陽光モニターの実績画面や、電力会社の売電明細で確認できます。
Point 02
停電への備えから選ぶ
ご希望停電時に冷蔵庫・照明・テレビ・エアコンが使えるくらいの容量がほしい
- 冷蔵庫50W+エアコン600W+照明50W+テレビ180W=1時間で0.88kWh
- 半日(12時間)で10.56kWh → 実効容量11kWhが目安
- 太陽光の1日の発電量が容量に満たないと満充電にならないため、発電量もあわせて確認を
停電中は節電しながら、夜を中心に使う想定で考えます。
Point 03
買電量から選ぶ
ご希望売電から自家消費に切り替えたいが、電気はそれほど使っていない
- 直近1年は売電4,600kWh・買電2,800kWh
- 買電量のほうが少ないので、使う電気に合わせる:2,800kWh÷365日=1日約7.6kWh
- エコキュートの夜間の沸き上げは買電のままでよければ、さらに小さい容量で費用を抑えられる
売電量から選ぶと、使う電気より大きな容量になり、費用が高くなってしまいます。
容量のほかにも大切なこと。太陽光とつなげるか、設置スペース、ご予算も密接に関わります。塩害地域や寒冷地では、対応した蓄電池でないと、動作が不安定になったり寿命が縮んだり、故障の原因になったりします。
Step 4運転モードを知っておく
蓄電池をどう充電・放電させるかを決めるのが運転モードです。電気料金のプランや太陽光の状況に合わせて切り替えることで、より経済的に使えます。機種によって名前は違いますが、どの蓄電池にも次のようなモードがあります。
Economy
経済モード(売電優先)
太陽光の余った電気を優先して売電します。売電単価が買う電気より高い場合に向いたモードです。安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電して電気代を抑えます。
Green
グリーンモード(自家消費)
昼に余った電気を蓄電池に充電し、発電がなくなる夕方以降に家で使います。卒FITの方や、売電単価より買う電気のほうが高い方におすすめです。
Safety
安心モード
万一の停電に備え、蓄電池の残量を保つことを優先します。残量を常に100%にしておくこともでき、災害への備えに特化したモードです。
夜間の割安な電気も充電できるモードや、AIが充電量を調整するものなど、機能は製品ごとにさまざまです。合うモードや充放電の時間は、電気料金のプランやライフスタイルによって変わります。
Step 5販売店を選ぶ
✓既設の太陽光と接続できるかを、購入前に確認してくれる
パワコンの台数・回路数・パネルの仕様によって、つなげる機種は変わります。太陽光と蓄電池の両方に詳しい販売店に相談しましょう。
✓メーカーの施工IDを持ち、規定どおりに設置してくれる
メーカーの施工規定を守らない工事は、保証の対象外になる可能性があります。
✓補助金について正しい情報を案内してくれる
補助金は申請のタイミングや対象機器に条件があります。誤った情報をうのみにせず、制度ごとの条件を確認しましょう。
✓工事後の保証とアフターフォローがある
メーカー保証に加えて、工事部分の保証や、エラー時の対応窓口があるかを確認しましょう。
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