ニチコン
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メーカーと製品の紹介
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メーカーと製品の紹介
家庭用蓄電池の導入を検討し始めたら、ニチコンという名前を目にしたり、耳にしたりする機会が増えたと感じることでしょう。
それもそのはず、ニチコンは家庭用蓄電池で累計販売台数、国内No.1を誇る家庭用蓄電池で有名な企業なのです。
このような背景から、蓄電池を選ぶ上で、ニチコンの蓄電池が気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、蓄電池でトップを走るニチコンとはどんな企業なのか、ニチコンの蓄電池はどんな種類があり、どんな特徴があるのか、またメーカーの保証はどうなのかなどを、詳しく解説していきます。
ニチコンは、1950年の創立以来、携帯電話やデジタルカメラなどの電子機器に広く使用されている、コンデンサや回路製品の開発、製造、販売を手掛けてきたことで知られる日本の企業です。
高品質で信頼性の高いコンデンサを提供しており、その高い技術力と製品品質の高さから業界内で一定の地位を築いてきました。
そして近年では、家庭用蓄電池にも力を入れていて、家庭用蓄電システムの累積販売台数で国内No.1の地位を誇るまでとなりました。2021年9月時点で、家庭用蓄電システムの累計販売台数は10万台を突破しています。
また、ニチコンはこれまで数々の賞を受賞してきており、過去の受賞歴からも、他の企業と比べて優れた点が多い可能性が高く、信頼性や競争力がある企業であることがわかります。
ニチコンの過去の受賞歴を以下にまとめました。
↓公式ホームページから年表が確認できます。↓↓
nichicon: 会社沿革
ニチコンの蓄電池が多くの人々に支持される理由は、他の蓄電池メーカーから比べ、群を抜いて蓄電池のラインナップが豊富であることでしょう。
ご自宅の環境などにより、蓄電池の設置を諦めていた方も、豊富なラインナップの中から設置可能な蓄電池を選ぶことができます。
また、ニチコンの蓄電池は製品の性能が高く、蓄電池設置後のアフターサビースも充実していて安心であることなどが考えられます。
次からは、その人気の理由を6つ挙げて詳しく解説します。
ニチコンの蓄電池は、大きく分けて、単機能型蓄電池、ハイブリッド型蓄電池、トライブリッド型蓄電池の3種類があります。
ハイブリッド型、トライブリッド型は、停電時に家中すべての部屋で電気を使うことができ、200V電源対応の全負荷タイプです。
単機能型の11.1kWhと16.6kWhは、全負荷タイプと停電時、あらかじめ設定しておいた特定の個所にのみ電気を送ることができる、
特定負荷タイプの両方から選ぶことができます。
単機能型の4.1kWhと12.0kWhは、特定負荷となります。
蓄電容量は、ポータブル蓄電池の2.0kWhから、家庭用蓄電池としては最大容量である16.6kWhまであり、その充実ぶりはさすがと言えるでしょう。
このように、ニチコンの蓄電池は、さまざまな容量や機能の蓄電池から、それぞれのご家庭に合わせた蓄電池を選ぶことができます。さまざまな用途に応じた選択肢があることで、幅広いユーザーから支持を得ているのも納得です。
ニチコンの蓄電池は、大容量(蓄電容量10kWh以上)の製品が多いという特徴があります。
蓄電池の容量が大きいほど、停電時に長時間にわたり家電製品を使用できるため、停電中でも安心して生活できるというのは大きなメリットです。停電時に備えて十分な蓄電池容量を確保できるので安心です。
また、ニチコンのハイブリッド蓄電池、トライブリッド蓄電池は、定格出力5.9kW、太陽光充放電5.9kW、自立運転出力5.9kVAと高出力で、電気を短時間でたっぷり蓄えて、必要なときにはしっかり使うことができる設計になっています。
5.9kVAの高出力で、200V電源(エアコンやIHなど)にも対応しているので、停電していてもほぼ普段通りの生活を送ることができます。
電気回路や、電子機器に使用される素子の研究開発から、製造販売まで行っているニチコンは、蓄電システムに関連する技術を総合的に取り扱うことができます。これにより、高寿命と高い安全性の両方を実現することが可能となります。
多くのメーカーが蓄電池の保証期間を10年で設定していますが、ニチコンの蓄電池の最長保証期間は15年です。これは、耐久性に自信があるからと言えるでしょう。
ニチコンのU3S1Jシリーズは、今まであきらめていた、海岸沿いや塩害の影響が強い重塩害地域にも設置可能です。
※塩害・重塩害地域への設置は諸条件があります。
また、H2シリーズ、U2シリーズは、設置可能温度がマイナス30度からプラス40℃、運転可能温度がマイナス20℃からプラス40℃までとなっており、極寒地域にも設置可能です。
そして、一部を除きほとんどの機種が家屋の南側に設置できます。
ニチコンの蓄電池は、幅広い場所に設置することができるので、設置場所が重塩害地域の方や、極寒地域の方もニチコンのこれらの蓄電池を選ぶことで、蓄電池を設置できるようになりました。
↓合わせて以下のお役立ち記事もご覧ください↓
塩害・重塩害地域でも導入可能なおススメの蓄電池とメーカーをご紹介
ニチコンが世界で初めて開発したシステムに、V2Hシステムがあります。V2H(Vehicle-to-Home・ビークルトゥーホーム)は、「車両から家庭へ」という意味で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの車両のバッテリーを利用して、家庭の電力供給を行うシステムです。
具体的には、EVやPHEVのバッテリーを充電するだけでなく、逆に車両のバッテリーから家庭に電力を供給することで、停電時や電力需要が高い時に備えることができます。
V2Hシステムを導入することで、車両のバッテリーを有効活用し、家庭の電力供給を安定化させることが可能となります。
EVやPHEVに積んでいるバッテリーは、家庭用蓄電池と比べ、5倍も10倍も容量が大きいので、自動車を動かしていない時間帯にこの電力が有効活用できるということは、経済的な面からみても、災害対策の観点からみても、再生可能エネルギーの普及を実現させる上でも、とても画期的なことなのです。
ニチコンのV2Hは2種類のラインアップがあり、それぞれご紹介します。
電気自動車の普段の使い方や、停電時の操作方法などから、ご家庭にあったシステムを選ぶと良いでしょう。
どちらが適しているのか分からないなどがございましたら、電池バンクのアドバイザーがサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
ニチコンの家庭用蓄電システムを購入した方限定の、年会費無料、登録料無料のニチコンオーナーズ倶楽部というネットワークサービスがあります。詳しい使い方や困っていることを解決できるサービスがある他、以下の遠隔監視とAI制御のサービスがあります。
蓄電システムのエラー発生状況を見守るだけでなく、機器のソフトウェア更新や今後の新しいサービスをネットワーク経由で提供してもらえます。
お住まいの地域に気象警報が発令されたら、蓄電システムを自動で充電して停電に備えてくれます。
お住まいの地域に早期注意情報[高]が発令されたら、夜間の安い時間に充電し、事前に停電に備えることができます。
卒FIT(固定価格買い取り制度が終了している)ユーザー向けに、翌日の「天気情報」、「発電量」、「電力使用状況」を予測して、「余剰電力量」を算出し、最適な蓄電システムの運転設定を自動で行います。
これらのサービスが無料で利用できることは、とても安心で快適だと言えます。
ニチコンの蓄電池は、多様なニーズに対応する幅広い商品ラインナップを展開しています。省スペースで設置できるコンパクトなモデルから、大容量で高出力のモデルまで、さまざまなタイプがあります。
次からは、ニチコンの家庭用蓄電池の中でも主力と言える、単機能蓄電システム(ESS-U4X1、ESS-U4M1)、トライブリッド蓄電システム(T3シリーズ)、そして新商品のハイブリッド蓄電システム(発展型太陽光パワーコンディショナ)について詳しくご紹介します。
ニチコンのU4シリーズは、家庭用としては最大級の蓄電容量16.6kWh(U4X1)と、たっぷり蓄えられる11.1kWh(U4M1)の2タイプがあります。
全負荷&200Vに対応しており、停電時でも家中まるごと電気を使うことができます。また、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200V電源にも対応しているので、停電時でもほとんど普段の生活と変わらない生活を送れるのは嬉しい特徴です。
さらに、非常時安心設定(蓄電池容量の一部をあらかじめ停電時のために残しておく設定)により、停電時のために、U4X1(16.6kWh)は約5.0kWh確保、U4X1(11.1kWh)は約3.3kWhを確保しておくことができるので、いざというとき蓄電池が空だったという心配がありません。
EVパワーステーション併設することで、太陽光で発電して余った電気を蓄電池だけではなく、電気自動車にも蓄えることができます。
また、停電時には蓄電池とV2H(電気自動車からの給電)を合わせて最大9.0kVAの電気を家庭に給電できます。
昼間は太陽光発電の電気も同時に供給できます。停電時、V2Hシステムへ切り替える操作は不要です。
オプションの日除け板を取り付ければ、家屋の南側にも設置することができます。
設置可能温度はマイナス10℃からプラス40℃、運転可能温度はマイナス10℃からプラス40℃です。
以下に16.6kWhと11.1kWhのそれぞれの相場価格をご案内します。価格は工事費・税込価格です。
ESS-U4X1(16.6kWh)
1,800,000円~
ESS-U4M1(11.1 kWh)
1,500,000円~1,800,000円
蓄電池と太陽光発電システムのパワーコンディショナが別々になっている単機能蓄電システムは、太陽光発電システムと独立して蓄電池を追加することができるので、既設太陽光システムとの互換性を気にしなくて良いという利点があります。
そのため、ニチコンの単機能蓄電システムU4XシリーズU4Mシリーズは、既に太陽光パネルを設置済みの方にお勧めです。
そして、単機能蓄電システムではめずらしく、大容量で全負荷&200V対応ですので、停電時の備えを充実させたいという方にもお勧めできます。
↓より深く知る!合わせてニチコン単機能蓄電システムの製品紹介ページも確認↓
ニチコン「単機能蓄電システム」の特徴や機能を解説!
ニチコンの独自の、蓄電池と太陽光発電システム、そして電気自動車(EV)の3つを連携させることができるシステムです。
このシステムを導入することで、電力の自給自足を目指すことができます。具体的には、太陽光発電システムで発電した電力を蓄電池に蓄え、ご家庭で使用したり、電気自動車(EV)の充電に利用したりすることができます。
それではトライブリッド蓄電システムの仕様・機能(特徴)・価格をご説明します。
ニチコンのトライブリッドパワコンは、系統との連系出力5.9kW、自立出力5.9kVAという圧倒的な高出力が特徴です。
さらに、全負荷&200V対応なので、停電しても家中どこでも電気を使えて、エアコンやIHクッキングヒーターも使えるので安心です。
トライブリッドパワコン1台で太陽光発電の管理や、電気自動車への給電も可能ですので、電力供給の安定性や省エネ効果を高めることができます。
太陽光パワコンとしての機能として、入力回路数が4回路で、最大入力が8.8kW、最大短絡電流が15Aという仕様で、過積載10kWにも対応しています。太陽光パワーコンディショナとしても非常に高性能であることが分かります。
最小4.9kWhから最大14.9kWhまで、組み合わせで容量が選べるので、ご家庭の電力使用量に最適な容量を選択することができます。
また、最初は最小限の容量から始めて、必要に応じて後から増設することも可能です。これにより、初期投資を抑えつつ、将来の電力需要に柔軟に対応することができます。
また、性能の向上により15年の製品保証と容量保証が可能になりました。また、動作温度が-10〜40℃と広範囲に対応しているため、屋内や屋外などさまざまな環境で設置することができます。
電気自動車やプラグインハイブリッド車と組み合わせることができます。日常的に使用している電気自動車を、昼間に発電して蓄えた自家製の電力で充電することで、より環境にやさしいエネルギー利用が可能となります。
セパレートタイプなら、ご自宅のガレージに合わせて、家の外壁、カーポートの柱などにも設置ができます。V2Hポッドのケーブルも3.5mあり、色々な車種の給電口に無理なく差し込めるので、ご自宅のガレージや車種に応じて最適な設置が可能です。
V2Hは、標準の5.9kWに加え、系統電力と蓄電池、太陽光発電を組み合わせた最大9.9kWのハイスピードで充電が可能です。
これにより、大容量化した電気自動車の充電にも対応し、高機能な性能を発揮します。
トライブリッドは、太陽光発電や蓄電池、電気自動車を統合して管理することで、電力の自家消費率を向上させることができます。
普段の電気代が高く家にいる時間帯が長い方は、トライブリッドシステムの効果が大きく表れやすいでしょう。ま
た、太陽光発電パネルの発電量が多い場合も、余剰を無駄なく使用できるのでお勧めです。
非常時の備えを万全にしておきたい、自家消費率を向上させエネルギーの自給自足を目指したいという方に最も適していることは間違いなしです。
↓より深く知る!合わせてニチコントライブリッド蓄電システムの製品紹介ページも確認↓
ニチコン「トライブリッド蓄電システム」の特徴や機能を解説!
この商品の最大の特徴は、先ずは太陽光パワコンとして始めることができるということです。太陽光パワコンとして設置し、昼間の電気を太陽光発電で賄います。
蓄電池ユニットを後から追加すれば、夜間や停電時にも電気を使うことができるようになります。
さらに電気自動車(EV)を購入したら、新型V2Hシステム「EVパワーステーション」と連携して、電気自動車(EV)を大容量蓄電池としても活用することが可能になるのです。
次から、仕様や機能・価格について詳しく解説していきます。
1. 太陽光発電+発展型太陽光パワーコンディショナ
この二つのシステムがあることで、昼間太陽光で発電した電気を家庭で使えるようになります。
2. 蓄電池をプラス
昼間太陽光で発電した電池を蓄電池にためて、夜間や停電時に使えるようになります。
3. 電気自動車(EV)を買ったら、V2Hシステムをプラス
太陽光発電で電気自動車(EV)を走らせることができるようになります。また、電気自動車(EV)から、家に放電することができるようになります。
コンパクトで20kgというとても軽量なパワコンです。「自動切替開閉器」を採用することで、全負荷対応分電盤を取り付ける必要がなくなったため、省スペースでの設置ができるようになりました。
そして最大の魅力は、蓄電池やV2Hシステムへのシステムアップができることでしょう。
また、短絡電流16A、最大動作電流13.5Aの、高い電流値の太陽光パネルとの接続が可能であることや、PID対策が取られていることなどが、設置条件の幅を広げています。
さらに蓄電池を設置した場合、太陽光発電と蓄電池の両方を1台のパワコンで制御することになるので、電気の変換ロスが少なくムダを抑えることが可能です。
ESS-E1M1(7.7kWh)1,000,000~1,500,000円
ESS-E1L1(9.7kWh)1,000,000~1,500,000円
太陽光発電システムを新設された方はもちろんのこと、太陽光発電システム設置後、年月の浅い方も、そして、卒FIT(固定価格買取制度が終了している)の方にも、既設太陽光パネルとの接続性が抜群のESS-E1シリーズはお勧めできます。
また、近い将来電気動車の購入をご検討されている方に向けては、E1はコンパクトでありながら、太陽光発電や蓄電池、V2Hシステムなど、さまざまなエネルギーソースと連携することができるのでお勧めです。
スペースを有効活用しながら効率的なエネルギー管理が可能ということは、複数のエネルギーソースを統合して管理したい方に最も適していると言えるでしょう。
また、 E1は他社製品との連携も可能であり、既存のエコキュートやエネファームと組み合わせて利用することができます。他社製品との組み合わせを検討している人にもお勧めです。
↓より深く知る!合わせてニチコンハイブリッド蓄電システムの製品紹介ページも確認↓
ニチコン「E1シリーズ」の特徴や機能を解説!
ニチコンの蓄電池の保証は下記の通りとなっています。
本体保証10年(通常使用による故障 / 容量保証:10年 / 定格蓄電池容量に対して50%)
ESS-U2L2 / ESS-H2 / ESS-H1 / トライブリッドパワコンは15年保証
自然災害保証10年
太陽光発電システムができるだけ自家消費を優先し、家庭内で発電した電力を効率的に活用するためのモードです。太陽光より発電した電力は家庭内で使用し、余剰分は蓄電システムに充電してから夜や翌朝にかけて使用することで、太陽光を最大限に自家消費し節電することができます。
太陽光発電システムが余った電力を電力会社に売るためのモードです。太陽光発電システムで発電した電力をまず家庭内で使用し、余った電力が蓄電池に蓄えられている場合はそれを使い切るように制御します。蓄電池の容量を超えて余った電力がある場合は、その余剰電力を電力会社に売ることができます。
国が行う補助金事業の執行団体に一般社団法人環境共創イニシアチブ(略:SII)があります。
SIIは主に補助金に関する審査・交付を行う団体であり、国が行う「DR補助金、DER補助金」等では、SIIに登録されている蓄電池が補助対象となります。
ニチコンの単機能蓄電システム(ESS-U4X1、ESS-U4M1)とトライブリッド蓄電システム、E1シリーズはSIIに登録されている蓄電池で補助金対象となります。
2024年度に活用できる国・自治体の補助金については、下記リンクでご確認いただけます。
これまで、ニチコンの企業紹介から、お勧めの蓄電池をご紹介してきました。
ニチコンの蓄電池は、家庭用蓄電池の中で最大容量の単機能蓄電池や、蓄電池と太陽光発電システム、そして電気自動車(EV)の3つを連携させることができるトライブリッドシステム、さらに新商品のハイブリッド蓄電システム(発展型太陽光パワーコンディショナ)など、最先端技術が詰まった高品質の製品だということがお伝えできたのではないでしょうか。
太陽光発電を既に設置済みの方、これから検討する方、電気自動車をお持ちの方、これから検討する方、様々な方がその時のライフスタイルに合わせた設置方法を選ぶことができるニチコンの蓄電池やV2Hは、自信を持ってお勧めできます。
ニチコンの蓄電池は大容量のラインナップも豊富で、電気使用量の多いご家庭でも、もしもの災害時に安心できます。
電池バンクでは、ご自宅の環境や、ライフスタイルに最適な蓄電池を、お客様の声を聞きながら一緒に選定する様務めています。
ニチコンの蓄電池やV2Hにご興味がおありでしたら、是非お気軽にご相談ください。
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