ハイブリッド蓄電池についての説明
蓄電池ハイブリッド型とは太陽光発電設備のパワーコンディショナーと蓄電池用の2台を1台にまとめることのできる製品を言います。 太陽光発電設備、蓄電池にはそれぞれパワーコンディショナーが必要ですが状況により設置場所の確保が難しい場合、 パワーコンディショナーを1台にできる蓄電池ハイブリッド型がおススメです。
【蓄電池ハイブリッド型のメリット】
- 太陽光発電設備の電力変換効率がアップする
- 停電時太陽光発電の電力を使用しながら蓄電池にも充電が可能
太陽光発電設備や蓄電池で蓄えた電力は「直流」であり、家庭内ではそのまま使用することができないためパワーコンディショナー経由で「交流」に変換する必要があります。 太陽光発電設備・蓄電池それぞれにパワーコンディショナーを設置すると無駄なロスが多く電力の変換効率が悪くなります。 しかし、蓄電池ハイブリッド型であれば1台のパワーコンディショナーで済むため電力ロスが少なく、太陽光発電設備で作った電気を無駄なく使えるのです。
【蓄電池ハイブリッド型のデメリット】
- 価格が高価
- 既設太陽光発電設備のパワーコンディショナーの交換が必要
- 太陽光発電設備との相性がある
蓄電池ハイブリッド型は単機能型蓄電池と比較すると価格が高価なため、初期投資を抑えたい方にとってデメリットとなるでしょう。 また、太陽光発電設備をすでに設置している場合、太陽光発電設備用のパワーコンディショナーを撤去する必要があります。
加えて、蓄電池ハイブリッド型と既設太陽光発電設備と併用する際、連携による相性があるため注意が必要です。 しかし、太陽光発電設備と蓄電池が同じメーカーであれば連携による問題は解消されるでしょう。
【蓄電池ハイブリッド型はこんな人におススメ】
- 太陽光発電設備と同時導入したい
- パワーコンディショナーのメンテナンスを一か所でまとめたい
- 災害停電時に電気を気にせず使いたい
太陽光発電設備と蓄電池を同時導入する計画なら、パワーコンディショナーが1台で済むハイブリッド型がおススメです。 また、災害停電時に太陽光発電設備と連携して効率よく電気を使いたい場合も蓄電池ハイブリッド型が良いでしょう。