ニチコンのメーカー紹介と、
取り扱い蓄電池のご紹介
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ニチコンのメーカー紹介と、
コンデンサ分野で世界的なシェアを持つニチコンは、長年培ってきた電力変換技術と蓄電技術を応用し、家庭用蓄電システムやV2Hシステムといったエネルギー関連製品で国内トップクラスの実績を誇るメーカーです。
太陽光発電と連携するハイブリッド型や、EV/PHEVとの連携を可能にしたトライブリッド®蓄電システムなど、先進的な製品ラインナップで、ご家庭の電気の「創る・ためる・使う」を最適化し、電気代の節約や災害時の安心に大きく貢献します。
目次
「ニチコン」ってどんなメーカー？
1950年に創業し、コンデンサ（キャパシタ）メーカーとして長年にわたり電子部品業界を牽引してきたニチコンは、その歴史の中で培ってきた高度な電気回路技術と電力変換技術を応用し、次世代エネルギー分野へ積極的に進出しました。
特に家庭用蓄電システムや電気自動車（EV）から家への給電を可能にするV2H（Vehicle to Home）システムの開発ではパイオニア的な存在であり、世界で初めてV2Hシステムを開発・販売し、V2H分野で国内シェアNo.1を獲得しています。
また、家庭用蓄電池の国内累計販売台数でもトップクラスの実績を誇ります。
2007年には「電気二重層コンデンサを用いた瞬時電圧低下補償装置」で電設工業展の「経済産業大臣賞」を受賞するなど、高い技術力が評価されています。
主力製品であるコンデンサのほか、V2H、蓄電池、パワコンといった製品を通じて、クリーンエネルギーの普及と持続可能な社会の実現に貢献し続けています。
ニチコン過去の受賞歴
- 2006年(平成18年)：高エネルギー円形加速器における誘導加速の研究で文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞
- 2007年(平成19年)：「電気二重層コンデンサを用いた瞬時電圧低下補償装置」で2007年電設工業展製品コンクール「経済産業大臣賞」受賞
- 2011年(平成23年)：「太陽電池・蓄電池併設の低圧受電型EV用急速充電システム」で2011年電設工業展製品コンクール「環境大臣賞」受賞
- 2012年(平成24年)：「創エネ」&「蓄エネ」型エネルギーマネジメントシステムでJECA FAIR2012製品コンクール「一般社団法人 日本電設工業協会 再生可能エネルギー促進賞」受賞、CEATEC AWARD2012「準グランプリ」受賞
- 2013年(平成25年)：日産自動車株式会社様の「LEAF to Home」電力供給システムで「省エネ大賞・経済産業大臣賞」受賞
- 2014年(平成26年)：「リチウムイオン電池式 停電補償装置」でJECA FAIR2014製品コンクール「一般社団法人 日本電設工業協会 奨励賞」受賞
- 2017年(平成29年)：「トライブリッド蓄電システム®」でCEATEC AWARD 2017「準グランプリ」受賞
- 2020年代：東京電力ホールディングス株式会社、株式会社e-Mobility Powerとの共同開発した新型電気自動車用急速充電器が「2020年度グッドデザイン賞」受賞、令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰を受賞
- 2021年(令和3年)：特許出願のSDGs指向性評価指標「Japio-SDGs特許インデックス」企業ランキングにて当社が電子部品・デバイス・電子回路製造業部門 第3位にランクイン
↓公式ホームページから年表が確認できます。↓↓
nichicon: 会社沿革
ニチコンの製品特徴
ニチコンのエネルギー関連製品の最大の特徴は、太陽光発電、蓄電池、そしてEV（電気自動車）という3つの要素を一つのシステムで効率的に管理・連携させる「トライブリッド」技術です。
この革新的なシステムにより、電気の自家消費率を最大限に高め、電気代の削減効果を向上させます。
また、単機能型からハイブリッド型、トライブリッド型まで幅広い製品ラインナップを展開しており、新築住宅はもちろん、既存の太陽光発電システムにも後から追加導入しやすい柔軟性も持ち合わせています。
さらに、ほとんどの製品が全負荷200Vに対応しており、停電時にも家中のエアコンやIHクッキングヒーターといった200V機器が使える安心感も大きな魅力です。
気象警報と連動して自動で満充電にする機能など、災害対策機能も充実しています。
お取り扱いラインナップ 【蓄電池】
家庭用蓄電池の国内販売台数でトップクラスの実績を持つニチコンは、お客様の多様なニーズに応える豊富なラインナップを展開しています。
特に、既設の太陽光発電システムにも影響を与えずに増設できる「単機能蓄電システムシリーズ」や、太陽光発電のパワーコンディショナの機能を統合し、高効率な充放電を可能にする「E1シリーズ（ハイブリッド型）」も提供されています。
さらに、太陽光・蓄電池・EV/PHEVのエネルギーを統合管理する革新的な「トライブリッド蓄電システムシリーズ」では、容量や設置環境に応じた複数のモデル（T3、T5/T6シリーズ）がラインナップされており、ご家庭のエネルギー自給自足を強力にサポートします。
単機能蓄電システムシリーズ
ニチコンの単機能蓄電システムは、既設の太陽光発電システムをそのまま活かし、蓄電池だけを後付けしたい場合に最適な大容量モデルです。
業界最大級の16.6kWh（ESS-U4X1）と11.1kWh（ESS-U4M1）の2タイプが展開されています。
停電時は家中の電気を使える全負荷・200V対応のため、エアコンやIHクッキングヒーターも稼働させます。AIによる自動制御や気象警報連携機能も搭載されており、経済性と防災性の両面から、ご家庭の電力安心を支えます。
| 型式 | 定格容量 |
| ESS-U4M1 | 11.1kWh |
| ESS-U4X1 | 16.6kWh |
［もっと詳しく］ニチコンの蓄電池「単機能蓄電システム」の製品説明
E1シリーズ
ニチコンのE1シリーズは、太陽光発電と蓄電池のパワコンの機能を一つに集約したハイブリッド型蓄電システムです。電力変換ロスを抑えることで、高い自家消費率と経済性を実現します。
蓄電容量は、7.7kWhと9.7kWhの2タイプをラインナップ。停電時は家全体に給電する全負荷・200V対応で、高い防災性を提供します。
最大の特徴は、蓄電池を後から増設しやすいレディー設置に対応するほか、ニチコン製V2Hシステムとの連携が可能な「発展型パワコン」である点です。
V2Hユニットを併設することで、EV/PHEVを大容量蓄電池として効率良く活用できます。充実したAI自動制御・気象警報連携機能も搭載されています。
段階的に設備を増やしていける
| 型式 | 定格容量 |
| ESS-E1M1 | 7.7kWh |
| ESS-E1L1 | 9.7kWh |
［もっと詳しく］ニチコンの蓄電池「E1シリーズ」の製品説明
トライブリッド蓄電システム T3シリーズ
ニチコンのT3シリーズは、太陽光、蓄電池、EV/V2Hの三つの電源を業界屈指の統合力で一元管理するトライブリッド®システムです。複雑な電力変換のムダを極限まで抑えることで、発電した電気の高い自家消費率と高効率な経済性を実現します。
蓄電容量は4.9kWhから14.9kWhの4タイプを用意し、後から増設して容量を倍にできる柔軟性が特徴です。さらに、EVへの充電やEVからの放電において、最大9.9kWのハイスピード拡張充電・給電に対応します。
災害による停電時には、全負荷・200V機器に対応し、AI自動制御機能と合わせて、日常の利便性から災害時の強靭な防災力まで、ご家庭のエネルギー安心を支えます。
| 型式 | 定格容量 |
| ESS-T3S1 | 6.5 kWh |
| ESS-T3M1 | 4.9 kWh |
| ESS-T3L1 | 7.4kWh |
| ESS-T3X1 | 9.9 kWh |
［もっと詳しく］ニチコンの蓄電池「トライブリッド蓄電システム」の製品説明
トライブリッド蓄電システム T5 / T6シリーズ
ニチコンのトライブリッド蓄電システム T5 / T6シリーズは、太陽光発電、蓄電池、そしてV2Hを一つのシステムで効率よく管理できる、次世代のエネルギーソリューションです。
ご家庭の電力消費量やニーズに合わせて、以下の6種類のシステムから最適なものを選ぶことができます。
蓄電池ユニットには、屋外設置型、屋内設置型、そして屋内外兼用型のモデルがあり、設置場所の選択肢が広がります。
T5/T6シリーズの比較と推奨条件
T5とT6の基本的なトライブリッド機能や、最大19.9kWhの蓄電容量は共通しています。
違いは、主に太陽光発電の規模と連系出力にあります。
| 項目 | T5シリーズ (ESS-T5) | T6シリーズ (ESS-T6) | それぞれの強みと推奨条件 |
| パワコン連系出力 | 5.9kW | 9.9kW | T6は高出力が必要な大規模システム向け。 |
| 太陽光 最大入力容量 | 8.8kWまで | 11.0kWまで | T5は一般的な家庭用太陽光に過不足ない容量。 |
| 太陽光 接続回路数 | 4回路 | 5回路 | T6は複雑な屋根形状に対応しやすい。 |
| 推奨条件 | 既存の太陽光容量が8.8kW以下のご家庭で、トライブリッドの機能と経済性を求める方。 | 既存の太陽光容量が9kW以上の大容量システムを設置している、または検討しているご家庭。 |
T5/T6シリーズの容量と設置場所
| 蓄電池ユニット | 蓄電容量 | 設置場所 | |
 |
ES-BSM | 7.4kWh | 屋内 |
| |
ES-BSM + ES-BSX | 14.9kWh | 屋内 |
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ES-CSM | 7.4kWh | 屋外 |
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ES-CSM + ES-CSX | 14.9kWh | 屋外 |
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ES-DYL | 9.9kWh | 屋内外 |
| |
ES-DYL + ES-DYL | 19.9kWh | 屋内外 |
お取り扱いラインナップ 【V2H】
ニチコンは、EVを家庭の電源として活用するV2Hシステムのパイオニアです。
その技術を結集した製品は、停電時にEVから家への自動給電や、家庭の200V機器対応など、高い防災力を実現します。
電池バンクでは、太陽光と蓄電池も連携可能なトライブリッド蓄電システム（T3シリーズ、T5/T6シリーズ）、そして高機能でコンパクトなEVパワー・ステーション（プレミアムPlus、VSG3シリーズ）を幅広く取り扱っています。
トライブリッドシステムとV2Hシステムの違い
トライブリッド蓄電システムは、V2Hが機器構成の一部となっており、太陽光、蓄電池、EVの三つの電源を一つのパワコンで統合制御するエネルギー管理システムです。
一方、V2Hシステム（スタンドアローン品）は、既存の太陽光や蓄電池とは独立して導入でき、単体で動作します。AC連携により、後から発展型パワコンに接続しシステムを拡張することが可能であり、設置の柔軟性に優れています。
トライブリッド蓄電システム T5/T6シリーズ
T5/T6シリーズは、トライブリッドシステムの次世代V2Hとして、T3よりも進化しました。
最大の特長は、V2Hスタンドが本体とプラグの分離（セパレート）型となり、狭い場所でも設置の自由度が向上した点です。
T6はパワコン出力が9.9kWと高出力なため、大容量の太陽光発電システムからの充電や、停電時に家全体へ給電する際の安定性に優れます。
また、業界最大19.9kWhの蓄電池容量も選択可能となり、V2Hと蓄電の両面で強靭なエネルギー管理を実現します。
トライブリッド蓄電システム T3シリーズ
T3シリーズは、太陽光・蓄電池・EVの三つの電源を一つのパワコンで一元管理できるトライブリッドシステムです。
EVの大容量バッテリーを家庭の蓄電池として最大限に活用し、電力変換ロスを抑えた高い効率で自家消費を実現します。
V2Hスタンドは、設置場所に応じてセパレート型とスタンド一体型をご提案可能です。
停電時にはEVから家全体に自動給電し、200V機器にも対応。AI自動制御や気象警報連携機能で、日常の経済性と災害時の安心を両面から支えます。
［もっと詳しく］ニチコンの蓄電池「トライブリッド蓄電システム」の製品説明
EVパワー・ステーション VSG3シリーズ
VSG3シリーズは、既存のシステムに手軽に追加導入できる単機能型V2Hです。
最大の特徴は、本体と操作部を分離した軽量・コンパクトなセパレート構造であり、駐車スペースに合わせた自由度の高い設置を可能にします。
停電時の操作は、コネクタ接続状態であれば完全自動で給電へ移行し、200V機器を含む家全体への電力供給を実現します。
最大6kWの倍速充電機能と合わせ、日常の利便性と災害時の高度な安心を実現するV2Hです。
EVパワー・ステーション プレミアムPlus
プレミアムPlusは、EVを家庭の電源として活用するV2Hシステムです。
最大の特長は、単機能型として既存の太陽光発電や蓄電池システムとは独立して設置できる点です。これにより、システム構成がシンプルになり、導入のハードルを下げます。
UPS（無停電電源装置）機能を搭載し、停電直後でもワンプッシュでEVからの給電を開始でき、夜間の素早い操作を可能にします。
全負荷・200V対応で家全体の電力をバックアップし、停電時も太陽光発電からの充電に対応する高い防災機能を備えています。
［もっと詳しく］ニチコンのV2H「EVパワーステーション」の製品紹介
お取り扱いラインナップ 【パワコン】
ニチコンは、蓄電池やV2Hシステムとの連携を前提とした、高い柔軟性を持つパワーコンディショナ（パワコン）をラインナップしています。
既設の太陽光発電システムをそのまま活かす単機能型から、将来的な蓄電池導入を容易にするハイブリッド型、そして太陽光・蓄電池・EVを統合制御する革新的なトライブリッド型まで展開されており、ご家庭のエネルギーシステム全体を最適化します。
これにより、高い変換効率で電気の自家消費を促進し、経済性と防災性の向上に貢献します。
ハイブリッド型（レディー設置に対応）パワコンの特徴
ニチコンのハイブリッド型パワコンの大きな特徴は、太陽光と蓄電池の機能を統合し、電力ロスを抑えた効率的なエネルギー利用を可能にすることです。
大容量の蓄電池にも対応できる出力設計となっており、効率的な充放電を実現します。
特に「レディー設置」に対応しているため、初期段階でこのパワコンを導入しておけば、後から蓄電池ユニットを追加するだけで簡単にハイブリッドシステムへ移行できます。
将来を見据えたシステム構築を検討されているお客様に、高い拡張性という安心感を提供します。
トライブリッド型パワコンの特徴
ニチコンが業界をリードする「トライブリッド®」システムの中核を担うパワコンです。
太陽光・蓄電池・EVの3つの電源を一台で統合制御できる点が、最大の独自性です。
このシステムは、太陽光の最大出力を効率良く活かしつつ、EVへの急速充電にも対応できるパワフルな出力性能を提供します。
また、停電時にはEVの大容量バッテリーも含めて家全体に電力を供給する能力があり、他社にはないレベルの防災性能を実現します。
［もっと詳しく］ニチコンのパワコンの機能や特徴・価格について
ニチコン蓄電・V2Hシステムの保証体制：長期保証とサポートがもたらす安心感
ニチコン製品を安心して長くお使いいただくために、メーカーによる長期保証と充実したサポート体制は欠かせません。
ニチコンの長期保証において最も重要な点は、無料の「ニチコンオーナーズ倶楽部」へのご加入・ご登録を完了いただくことで、主要機器（蓄電池・V2Hユニット・パワコン）に対して10年または15年の長期機器保証を確立している点です。
また、自然災害補償が多くのシステムに自動付帯しているほか、ニチコンは国内メーカーであるため、万が一の故障やトラブル時にも迅速な対応が期待できるという安心感も大きな強みです。
※EVパワー・ステーション単体モデルの一部は、保証期間が異なります。
蓄電池システムの保証（単機能蓄電システム、E1シリーズ、トライブリッドシリーズ）
| シリーズ名 | 機器保証（倶楽部加入時） | 自然災害補償（倶楽部加入時） |
|---|---|---|
| 単機能蓄電システム | 10年（無償） / 15年（有償） | 10年 |
| E1シリーズ | 15年 | |
| トライブリッド T3シリーズ | 15年 /20年（有償） | |
| トライブリッド T5/T6シリーズ | 15年 /20年（有償） |
V2Hユニット/スタンドの保証（トライブリッドシリーズ、EVパワー・ステーションシリーズ）
| シリーズ名 | 機器保証（倶楽部加入時） | 自然災害補償（倶楽部加入時） |
|---|---|---|
| トライブリッド T3シリーズ | 15年 | 10年 |
| トライブリッド T5/T6シリーズ | 15年 | |
| EVパワー・ステーション プレミアムPlus | 5年 | |
| EVパワー・ステーション VSG3シリーズ | 10年 | 10年 |
パワーコンディショナの保証
| シリーズ名 | 機器保証（倶楽部加入時） |
|---|---|
| トライブリッドパワコン (T3, T5, T6) | 15年 |
| E1シリーズ パワコン (ハイブリッド型) | 15年 |
まとめ：ニチコン蓄電池が売れている理由
V2H分野で国内シェアNo.1を誇るニチコンは、太陽光・蓄電池・EV/PHEVの三つの電源を一つに統合管理するトライブリッドシステムを中核に据えています。
電力変換ロスを抑えたトライブリッドは、卒FIT後の自家消費を最大化し、高い経済性と環境貢献度を実現します。
ラインナップは、既存システムに追加しやすい単機能V2H（VSG3）や、大容量太陽光にも対応するT5/T6シリーズなど多様です。
また、無料のオーナーズ倶楽部加入で機器保証が15年に延長され（単機能蓄電システム除く）、10年の自然災害補償が付帯されています。
日々の電気代削減と、災害への万全な備えを両立させる、国内トップメーカーのソリューションです。
