東京都在住で活用できる
パワコン交換の補助金の概要を説明!
太陽光発電設備を導入してから10年が経過すると、パワコンの寿命が訪れることが一般的です。
さらに、FIT(固定価格買取制度)期間が終了し、売電価格の保証がなくなるため、自家消費に重点を置く場合は、より効率的な発電・消費を目指すためにパワコンの交換が必要になります。
しかし、パワコンの交換には本体価格だけでなく、工事費もかかることが現実です。そこで、東京都では、パワーコンディショナの交換に最大で10万円の補助金が用意されています。
この補助金は、東京都在住でパワコンの交換を検討している方にとって、負担を軽減する絶好の機会と言えるでしょう。
今回は、補助金の概要や申請の手順について詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧いただき、費用を抑えて効率的にパワーコンディショナを交換する参考にしてください。
東京都のパワコン交換の補助金とは?
東京都では、家庭での太陽光発電システムの普及を促進するため、パワコンの更新費用を助成しています。
つまり、古い機器をより効率的で耐久性の高い新しいものに交換する際に、一定額の助成金が支給される制度です。
これにより、太陽光発電システム全体の性能向上や安定性の向上が図られ、より持続可能なエネルギー利用が推進されることを目指しています。
手出しを抑えてパワコン交換ができる絶好の機会
具体的には、交換対象となるパワコンの性能向上や省エネ効果の高い機種への交換を促進するため、一定の基準を満たす新しいパワコンの交換にかかる機器費と工事費に対して、最大10万円の助成金が支給されます。
東京都在住で、東京都内に太陽光発電設備を所有していて、古いパワコンを更新しようと考えている方は、この補助金を活用することで、更新費用の一部を助成してもらえます。この機会を逃す手はありません。
また、通常は販売店や工事店を通じて申請が行われるため、お客様自身で手続きを行う必要はありません。
信頼できる販売店や工事店に相談して、スムーズに申請手続きを進めていくことが重要です。
補助金(令和6年度 家庭における太陽光発電導入促進事業)の概要
この制度は、東京都内の住宅に設置されている太陽光発電システムのパワコンを更新する際、一部経費を助成するものです。
既存の太陽光発電システムをより効率的に利用するために、パワコンを更新する個人や法人が対象となっています。
助成を受けることで、太陽光発電による自家消費の増加や、家庭が非常時にもエネルギーを自立して確保できるよう支援しています。
さっそく、事業概要の詳細を確認していきましょう。
補助金額
助成金の交付額は、パワコン機器費及び工事費(消費税除く)の2分の1であり、上限額は10万円/台(千円未満切り捨て)となります。
例えば、パワコン本体価格と工事費の合計が30万円だった場合、補助金の上限である10万円を受け取ることができ、自己負担額は20万円となります。
公募期間
事業実施年度は令和10年度までで、助成金の交付は令和11年度までです。事業期間中、各年度に公募期間が設けられています。
令和6年度の公募期間は、6月28日~令和7年3月31日です。
受付終了日は、令和11(2029)年3月30日で17:00必着となっています。
対象者
対象機器を都内の住宅に設置する個人または法人、またはマンション管理組合の管理者および管理組合法人が対象となります。
補助対象製品の要件
更新設置期間
更新設置期間が令和5年1月31日から令和11年3月30日までであることが条件です。
対象機器
対象機器はパワコンであり、未使用品であることが求められます。
また、都内の住宅に既に設置されている太陽光発電システムの一部であり、そのシステムを継続利用するために更新されるものでなければなりません。さらに、パワコンと接続する太陽光モジュールは、以下の認証を受けたものである必要があります。
〇JETPVm認証を受けたもの
◎ JETPVm認証を受けたものと同等以上のもの
〇 またはIECEE-PV-FCS制度に加盟する認証機関による認証を受けたもの
対象機器から供給される電力は、住宅の住居部分(エレベーター等の施設を含む)で使用されることが条件であり、対象機器の購入時の領収書の日付が令和5年1月31日から令和11年3月30日までであることが必要です。
注意点
助成金の重複受給はできない
東京都や公社からの助成金を重複して受け取ることはできません。ただし、併用する予定の助成金の対象経費にパワコンが含まれていない場合は、その限りではありません。
つまり、同じ経費項目に重複して助成金の申請はできませんが、異なる経費項目に関しては併用が可能です。
支払い方法の制限
経費支払いには、現金、銀行振り込み、小切手、手形が助成対象となります。一方、割賦販売、ローン契約、クレジットカードの分割払い、相殺、ファクタリング(債権譲渡)は認められません。
これは、この事業では助成金を受けるには対象機器の所有者であることが要件とされているためです。一般的に、ローンを利用すると支払いが完了するまで所有権が留保されます。
予算の制限と申請のタイミング
この事業は予算に限りがあり、予算が尽き次第終了となりますが、申請のタイミングは工事後となります。工事完了後、速やかに申請できるよう、準備を適切に行うことが重要です。
パワコンの納期にも注意
パワコンの納期はメーカーにより1~2ヶ月程度かかるケースがあります。この納期の遅れは、予算の制限と申請のタイミングにも影響を与える可能性があります。希望機種のメーカーの納期を確認しておきましょう。
対象機器の処分制限期間
助成を受けた対象機器は、処分制限期間が6年間設けられています。この期間中は、機器を適切に管理し、適切な管理者として注意を払う必要があります。また、機器に問題が発生した場合は、速やかに修理や改善を行うよう努めてください。
リフォーム瑕疵保険
助成対象機器を設置する際には、以下の条件が必要です。
〇リフォーム瑕疵保険等に新規で加入していること。
〇 保険加入者は、助成対象者と工事請負契約を締結している事業者であること。
税金の滞納
補助金を受ける際には、過去に税金の滞納がある場合や、現在税金の滞納がある場合受けられない可能性があります。税金の滞納がないことを確認することも重要です。
↓令和6年度 家庭における太陽光発電導入促進事業の詳細は、下記リンク先よりご確認ください。
クール・ネット東京 東京地球温暖化防止活動推進センター 令和6年度 家庭における太陽光発電導入促進事業
(太陽光発電システムに係るパワーコンディショナ更新費用助成事業)
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
補助金申請の流れ
一連の流れを把握することで、申請手続きがどのように進行するのかを具体的にイメージしやすくなります。
このイメージができると、準備や手続きがスムーズに進められるでしょう。以下は、パワコンの更新費用助成事業の申請手続きの流れです。
手順1:機器の選定・工事業者の決定(お客様が行う)
太陽光発電システムに関するパワコンの更新費用助成事業の申請は工事後に行われます。
そのため、まずはパワコンを販売・設置する業者を選定し、導入する機器と工事業者を決定します。
この際、当助成事業を利用して工事を行うことが可能かどうかを確認しましょう。
東京都の補助金を利用するためには、事前に申請手続きや条件を確認し、工事業者との相談や調整を行うことも重要です。
申請に必要な書類や手続きについても、事前に確認しておくことがスムーズな申請のために役立ちます。
手順2:申請書の作成・提出(販売店・工事業者が行う)
交付申請書や誓約書などの申請に必要な書類をまとめ、工事業者が東京都に申請書を提出します。
交付申請書は機器の設置日(支払いが完了した日)から180日以内に提出します。
提出期限を遅れると補助金の受け取りが遅れる可能性があるため、提出期限には注意が必要です。
また、申請書の作成には慎重さが求められます。書類の不備や誤りがあると、申請が却下される可能性があるため、正確かつ丁寧に書類を作成することが重要です。
そのことからも、申請書の作成や提出は、信頼できる販売店や工事業者に依頼することが重要です。
手順3:審査・交付決定通知書の送付(東京都環境公社が行う)
東京都環境公社が交付申請書を審査し、審査が完了したら交付決定通知書が送付されます。
手順4:助成金の支払い(東京都環境公社)
交付決定通知書の送付から約1か月後~2か月後に、助成金がお客様に振り込まれます。
東京都パワコン交換の補助金の押さえておくべきポイント
パワコン交換の補助金を東京都から受け取るためには、申請前に押さえておくべきポイントがあります。
以下に、申請の際に注意していただきたいポイントをいくつかご紹介します。
助成対象期間の把握
助成金交付対象となる機器の交換期間や条件を確認しましょう。対象期間外の交換は助成の対象外となります。
工事完了後の申請
助成金の申請はパワコンの設置工事完了後に行います。工事が完了していない場合、申請できません。
助成対象機器の条件
パワコンが助成の対象となるためには、一定の条件を満たす必要があります。例えば、新品であることや特定の性能基準を満たしていることなどがあります。
申請手続き
申請に必要な書類や手続きを把握しましょう。提出期限や申請方法も確認しておきます。
助成金の支給
助成金の支給時期や方法についても事前に確認しておきます。支給までの流れや必要な手続きを把握しておくことが重要です。
併用可能な補助金の確認
他の補助金や助成金との併用が可能かどうかを確認します。併用が可能な場合、条件や手続きについても把握しておきます。
併用できる補助金があるかどうかは電池バンクまでお問い合わせ下さい。
申請から受け取りまでの流れを把握する
補助金申請から受け取りまでの流れを把握しておくことも重要です。申請から支給までの流れや、確認すべきポイントを把握しておきましょう。
これらのポイントを押さえておくことで、助成金の申請をスムーズに進めることができます。
補助金を活用したパワコン交換の価格
パワコン本体の市場価格は一般的に15万円から20万円程度であり、工事費を含めた総額は通常25万円から35万円程度が相場です。
補助金を活用することで、費用を抑えることができます。例えば、パワコン本体価格と工事費の合計が30万円だった場合、補助金の上限である10万円を受け取ることができ、自己負担額は20万円となります。
なお、この価格には消費税は含まれていませんので、最終的な費用には消費税を加える必要があります。
人気のパワコンメーカー
太陽光パネルとパワコンは、同じメーカーの製品で揃える必要はありません。さまざまなメーカーから製品を選ぶことができます。
各メーカーが人気を集める理由は様々です。メーカーそれぞれの特徴を踏まえて、自分のニーズや環境に合ったパワコンを選ぶことが重要です。
では、各メーカーの特徴を見ていきましょう。
シャープ
シャープのパワコンは、複数の屋根面に太陽光パネルを設置している方や、将来的に電気自動車(EV)やV2H(Vehicle-to-Home)を導入したい方にお勧めです。
複数の入力回路を持つことで、異なる屋根面からの発電を最適化し、効率的に電力を供給できるため、発電量の最大化が期待できます。
さらに、V2Hレディ型パワコンを導入することで、太陽光発電システムと蓄電池だけでなく、EVやV2Hの制御も可能になります。
後から蓄電池やEV用コンバーター、V2Hなどを追加できるのも魅力的です。
オムロン
オムロンのパワコンは、太陽光パワコン業界で国内トップクラスのシェアを誇っていて、豊富なラインナップが特徴です。
これには屋内設置タイプ、屋外設置タイプ、過積載対応タイプ、重塩害対応タイプなどが含まれます。
オムロンのパワコンは最大250%の過積載に対応し、「過積載」しても保証の対象となります。
価格は海外の格安パワコンと比べると高めですが、万が一故障などのトラブルが起きても、日本語のサポートが受けられるので安心です。
また、独自の安全技術「AICOT(アイコット)」を搭載し、災害などによる停電時にはわずか0.2秒で運転を停止します。
メーカー保証期間は標準で10年ですが、オプションで15年保証にすることもできます。
ニチコン
ニチコンのパワコンは、ハイブリッドパワコンとトライブリッドパワコンがあり、これらの最大の特徴は、その時々のニーズに合わせてシステムを構築していけることです。
初めに太陽光パワコンのみを導入し、後から必要に応じて蓄電池ユニットやV2Hシステムを追加設置することも可能です。
1台のパワコンで太陽光、蓄電池、V2Hを制御できることで、電力の変換ロスを少なく抑えられ、エネルギーをより効率的に利用することができます。
また、蓄電容量10kWh以上の大容量タイプが豊富であることも特筆すべき点です。安心の15年長期保証が付いているので、長期間にわたり安心してお使いいただけます。
ファーウェイ
ファーウェイのパワコンは、エネルギーの変換効率が高い特徴があります。特に、コンパクトで置き場所を選ばない単相型パワコン4.95kWは、1台あたり約11kgという軽量設計で、作業員1人でも設置が可能です。
過積載率は300%以上であり、最大変換効率は97.5%と非常に高い性能を誇ります。さらに、IP65完全密閉構造により重塩害対応が可能であり、耐久性も優れています。
市場で流通が多い単層型パワコン4.95kWは、保証期間がオプションを使わない場合は10年ですが、延長オプションを利用することで15年や20年まで対応可能です。
また、マルチストリング方式が採用されているため、集中型と異なり太陽光パネルの枚数に合わせて回路をそろえる必要がありません。マルチストリング方式は、太陽光パネルの枚数にかかわらず制御可能なシステムであり、設置や運用が簡単です。
他社のパワコンと比較して、ファーウェイのパワコンは安価であるという点も魅力です。
電池バンクなら補助金申請・無料で代行
この記事では、東京都在住で活用できるパワコン交換の補助金の概要について解説しました。
補助金申請の流れを把握し、東京都パワコン交換の補助金の押さえておくべきポイントに注意すれば、パワコン交換にかかる負担を軽減できるでしょう。
補助金申請は、手続きが煩雑であり、誤りがあると審査が通りません。手続きには時間と労力が必要ですが、電池バンクでは代行申請を無料で行っています。
東京都のパワコン交換の補助金についても、詳細な情報を提供していますので、ご相談ください。補助金の対象条件や申請期間、申請方法など、必要な情報を的確にお伝えし、お客様の補助金申請をサポートいたします。
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