鳥取市は、民間企業4社との共同出資により、地域エネルギー事業会社「スマートエネルギーとっとり」を設立しました。この取り組みの最大の特徴は、脱炭素先行地域に指定された若葉台地区と佐治町の全戸を対象に、太陽光発電設備と蓄電池の導入を推進することです。
住宅全戸への導入という目標は、地域全体のエネルギー自給率向上に大きく貢献し、脱炭素社会の実現を加速させることが期待されます。太陽光発電で生成された電力を蓄電池に貯めることで、日中の余剰電力を夜間や天候が悪い日に利用することが可能になり、電力系統の安定化にもつながります。
さらに、この事業では、地域内の蓄電池を統合的に管理するVPP(仮想発電所)の構築も計画されています。VPPは、地域内で消費される電力を、地域内で再生可能エネルギーで賄うことで、エネルギーの地産地消を実現し、地域経済の活性化に貢献します。
鳥取市の取り組みは、地方における脱炭素化のモデルケースとして注目されており、全国の自治体からも注目を集めています。しかし、全戸への導入には、初期費用負担や制度設計など、解決すべき課題も残されています。
電池バンク編集部
家庭用蓄電池・太陽光発電等の
販売施工業者。
工事部、CS部、補助金
・各種申請部署を有し、
日本全国で蓄電池・太陽光発電等の
販売施工を行う。
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主要メーカー製品を全て取り扱い。
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