京セラの蓄電池「Enerezza Plus
（エネレッツァ プラス）」の製品説明
京セラのEnerezza Plus（エネレッツァ プラス）は、さまざまな外部電源の電力を宅内に供給できる！
Enerezza Plus（エネレッツァ プラス） 06の特徴
POINTS
- 太陽光発電・蓄電池・車載コンセント・ポータブル蓄電池・発電機から電力を供給可能
- 発熱や発火の危険性が低い半固体クレイ型蓄電池を採用
- 設置場所を屋内外選べる
- 容量は3種類から選べる
- 多様なモード設定
01さまざまな外部電源とつなげられる
マルチ入力型パワーコンディショナなら長引く停電時も心強い！
こんな方へおすすめです！
- 太陽光発電と蓄電池の同時設置を考えている方
- 太陽光発電のパワコン交換を兼ねて蓄電池を設置したい方
- 既設太陽光発電はそのままに、蓄電池を新規設置したい方
マルチ入力型パワーコンディショナ(MBS -590)
太陽光発電と蓄電池にはそれぞれにパワーコンディショナが必要になります。
しかし「マルチ入力型パワーコンディショナ」なら1台2役をこなすので、太陽光発電を設置して間もない方が蓄電池を設置する場合でも、太陽光発電のパワコン交換も検討しつつ蓄電池の設置をしたい方にも対応できる優れものです。
まずは太陽光発電を設置し、後から蓄電池を設置することも可能です。
ハイブリッドとして設置するなら、パワコンを一台にまとめることができるので設置物を減らせます。
業界トップレベルの高出力
マルチ入力型パワーコンディショナは、6.0kVA※の高出力対応で、多くの家電製品を同時に使用することができるため、停電時でも多くの家電製品が使用できます。
全負荷型蓄電池なので、停電時でも家中に電力を供給でき、200V家電の使用も可能です。
※ 太陽光発電の発電量や蓄電池の設置容量・外部発電入力機能の使用の有無により出力値は変動します。接続する負荷（家電製品など）の特性によっては使用できないことがあります。
100Vのコンセントのある機器から給電ができる（オプション）
EXボックスとEXケーブルのイメージ
カタログより
マルチ入力型パワーコンディショナは、EXボックスとEXケーブル（別売り）があれば太陽光発電・蓄電池だけでなく、ハイブリッド自動車（HV）や電気自動車（EV）の車載コンセント、ポータブル蓄電池や発電機など、100Vのコンセントのある機器を外部電源として接続し、電力として利用できます（オプション）。
長引く停電の中、太陽光発電が発電しない状況が続いたり、蓄電池の容量も足りないような状況でも、自動車やポータブル蓄電池、発電機など予備電源の選択肢が複数あると安心です。
02
安全性の高い「クレイ型リチウムイオン蓄電池」を採用
半固体クレイ型電極
ホームページより
京セラが独自開発した世界初※1クレイ型リチウムイオン蓄電池は、従来のリチウムイオン蓄電池と異なる構造で、電極に電解液を練り込んで粘土状にする技術が採用されています。
これにより、可燃性である液状の電解液では電池が変形すると液漏れを起こし燃えやすいという課題に対し、電解液をはじめから練りこんだ電極とすることで安全性を高め、同時に従来型の約1.5倍※2の長寿命を実現しました。
※1 クレイ型蓄電池として（2021年3月京セラ調べ）
※2 当社EGS-ML0650/EGS-LM0320との比較
外部からの衝撃や熱に耐える「安全強化設計」
強い衝撃を受けても正極と負極が接触しにくく、ショートが起こりにくい「ユニットセル構造」と、高温環境下でも高い安全性が確認されている「リン酸鉄リチウム」を用いることで、発熱や発火のリスクを抑えました。
ホームページより
ホームページより
京セラ独自の厳しい安全性試験を実施
京セラの半固体クレイ型蓄電池は衝突試験や燃焼試験など、社内外のさまざまな安全性試験をクリアし、高い安全性を実現しました。
▶️ 衝突試験
セルの上に丸棒を置き、丸棒の上におもりを落下させる試験
↓
強い衝撃や変形による発煙・発火は 認められませんでした。
▶️ 燃焼試験
蓄電池ユニットを薪を燃やした炎の中に投入する試験
↓
高温環境下における
異常燃焼・爆発は 認められませんでした。
▶️ 水没試験
蓄電池ユニット内部の電池モジュールを水没させる、一部を水に浸ける試験
↓
セルを水に浸けても、
破裂・発火などの異常は 認められませんでした。
ホームページより 日本語（本編）【2分5秒】
「クレイ型リチウムイオン蓄電池」について詳しく知りたい方はコチラ
（外部リンク：京セラ ホームページ）
03
屋内・屋外どちらでも設置ができる
屋内・屋外問わず設置可能
Enerezza Plusは、屋内外どちらへの設置も可能です。
屋内に設置が可能なため、屋外の設置スペースに困っている方や、重塩害地域や寒冷地など、屋外への設置が心配な方へおすすめです。
ただし、屋内に設置する場合は、寝室など、静かな環境が必要な室内裏の壁へのパワーコンディショナの取り付けは避けるなど注意点がいくつかあります。
こだわりのデザイン
Enerezza Plusは、白い滑らかな曲面で覆われた継ぎ目のないデザインとなっており、居住空間に溶け込みやすくしてあります。
また、蓄電池ユニット、パワーコンディショナ、リモコン間でデザインが統一されているので、スッキリとした印象になります。
カタログより
壁掛け・スタンド設置が選べる
パワーコンディショナは、通常壁掛け設置ですが、外壁を傷つけるのが心配な方には、パワコン取付架台(有料オプション)があり、スタンド設置も可能です。
カタログより
04
容量が3種類から選べる
5.5kWh、11kWh、16.5kWhの3つの容量から選択できます。
蓄電池本体の設置台数が増えるため、場所の確保が必要になる点はご注意ください。
停電時の備えとして“とりあえず設置”したい方向けの容量から、普段から安心して蓄電池の電気を使用したい方向けの容量までお選びいただけます。
また追加設置が可能なため、ご家族の人数やライフスタイルの変化に合わせ、あとから蓄電池を増設することもできます。
パワコン＋蓄電池1台(5.5kWh)
パワコン＋蓄電池2台(11.0kWh)
パワコン＋蓄電池3台(16.5kWh)
05
設定可能な運転モード
Enerezza Plusは、以下の5つの運転モードから選択することができます。
➀ グリーンモード
太陽光発電で発電した電気をできるだけ自家消費して、電気代の節約とCO2の削減を図るモードです。蓄電池に余った電力は、売電できます。
こんな方へおすすめです！
- 売電が買電より安価なお客様
- 固定価格買取制度（FIT）が満了となったお客様
②フルグリーンモード
太陽光発電で発電した電気をすべて自家消費して、電気代の節約とCO2の削減を最大限に図るモードです。蓄電池に余った電力は、売電しません。
こんな方へおすすめです！
- 売電が買電より安価な方
- 固定価格買取制度（FIT）が満了となった方
③売電モード
太陽光発電で発電した電気をすべて売電するモードです。蓄電池は使用しません。
こんな方へおすすめです！
- 売電より買電の方が安価な方
- まだまだ太陽光発電の売電を増やしたい方
④強制充電モード
充電時間帯、放電時間帯の設定によらず、充電を行います。
充電完了後は待機状態になり、放電を行いません。災害の備え等で充電のみを行いたい場合に設定します。
こんな場合におすすめです！
- 台風などで停電の恐れがある場合
⑤待機モード
充電時間帯、放電時間帯の設定によらず、充放電を行わないモードです。
一定期間、充放電を止めたい場合に設定します。通常は使用しません。
また、停電時には別のモード設定が用意されています。
| 電池放電優先モード | 太陽光発電と蓄電池の電力を優先して使用し、電力が不足したときは外部電源からの放電を行います。 |
| 外部電源優先モード | 太陽光発電と外部電源の電力を優先して使用し、電力が不足したときは蓄電池からの放電を行います。 |
| 電池放電禁止モード | 太陽光発電の電力と外部電源の電力を使用します。電力が余った場合は蓄電池を充電します。 |
06
まだあるEnerezza Plusの特長
ネット環境がなくても大丈夫
Enerezza Plusは、京セラが通信費を負担する通信モデムを標準装備しています。自動でソフトアップデートを行なってもらえるので、ご自宅にインターネット環境がない方でも安心してお使いいただけます。
見やすいリモコン
蓄電池ユニットやパワーコンディショナ同様、白を基調とした滑らかな曲線のシンプルな外観となっています。
蓄電池の残量や太陽光発電の発電量などの頻繁に確認する情報をメリハリの効いた表示方法にするなど工夫がされています。
カタログより
京セラEnerezza Plus（エネレッツァ プラス）
の価格（工事費込み・税抜き）
価格帯A：100～150万
価格帯B：150～180万
価格帯C：180万～
| 型式 | パワコンタイプ | 容量 | 価格帯 (全負荷) |
|---|---|---|---|
| EGS-LM0550 | 単機能 / ハイブリッド | 5.5 | A |
| EGS-LM1100 | 単機能 / ハイブリッド | 11.0 | B |
| GS-LM1650 | 単機能 / ハイブリッド | 16.5 | C |
メーカーサイト
メーカー紹介ページ
製品仕様
| 型式 | EGS-MC0550 | EGS-MC1100 | EGS-MC1650 |
| 蓄電池ユニット | １台 | ２台 | 3台 |
| 蓄電池定格容量 | 5.5kWh | 11.0kWh | 16.5kWh |
| 蓄電池初期実効容量 | 4.7kWh ※2 | 9.4kWh ※2 | 14.1kWh ※2 |
| 希望小売価格（税込） | 3,421,000円 | 5,621,000円 | 7,821,000円 |
| 運転モード | 連系運転時：売電モード、グリーンモード、フルグリーンモード、強制充電モード、待機モード自立運転時：電池放電優先モード、外部発電優先モード、電池放電禁止モード | ||
| 型式 | LBS-0550 | ||
| 蓄電池定格電圧 | 153.6V | ||
| 電池電圧範囲 | DC96.0V ～ 172.8V | ||
| 使用温度範囲 | 周囲温度－20～＋40℃ ※4 | ||
| 設置場所 | 屋内外設置（重塩害地域及び－20℃以下の寒冷地は屋内のみ） | ||
| 外形寸法（mm） | W485×H562×D280 | ||
| 質量 | 約64kg | ||
| 備考 | 蓄電池容量 | 定格入出力電力 | |
| EGS-MC0550 | 5.5kWh | 連系1.5kW/自立2.0kW | |
| EGS-MC1100 | 11.0kWh | 連系3.0kW/自立4.0kW | |
| EGS-MC1650 | 16.5kWh | 連系4.5kW/自立4.5kW | |
| 型式 | MBS-590 | |
定格出力 ※5 （連系出力（力率0.95時）/自立出力） | 5.9kW/6.0kVA（片相3.0kVA） | |
| 定格出力電圧 | AC 202V（単相2線式、単相3線に接続） | |
| 定格出力周波数 | 50/60Hz | |
| 電力変換効率 | 太陽光発電：95.5%（定格出力時） | |
| 絶縁方式 | 非絶縁トランスレス方式 | |
| 運転時騒音 ※6 | 40dB以下 | |
| 連系保護装置 | 交流過電圧（OVR）、交流不足電圧（UVR）、 周波数上昇（OFR）、周波数低下（UFR）、 受動的単独運転検出、能動的単独運転検出、逆電力（RPR） | |
| 冷却方式 | 冷却ファン | |
| 太陽電池入力 | 最大入力回路数 | 4回路（4MPPT） |
| 最大入力電力 | 7.2 kW（4回路）（ただし最大2.4kW/回路） | |
| 過積載 | 9.9 kW（4回路） | |
| 入力電圧範囲 | DC 0～450V | |
| MPPT制御可能電圧範囲 | DC 70V～420V | |
| 外部電源 入力 | 入力電力 | 0.2kW～1.5kW |
| 入力電圧 | AC 100V | |
| 外形寸法（mm） | W650×H717×D240 | |
| 質量 | 57kg（取付板含む） | |
| 使用温度環境 | -20～＋40℃（結露なきこと） | |
| 設置場所 | 屋外（または屋内）設置（重塩害地域及びー20℃以下の寒冷地は屋内のみ） | |
| 型式 | MRC01 |
| 表示方法 | 5.0インチ カラー液晶 |
| 操作方法 | タッチパネル方式 |
| 通信方法 | 有線 |
| 表示内容※7 | 運転モード、蓄電池残量、蓄電池充放電状況、太陽光発電状況、売買電電力値、日付/時刻表示 |
| 使用温度範囲 | 0～＋40℃ |
| 使用湿度範囲 | 25～95%RH（ただし結露および氷結なきこと） |
| 設置場所 | 屋内（壁面設置） |
| 外形寸法（mm） | W170×H151×D24 |
| 質量 | 375g |
| 型式 | CML001G |
| 通信方式 | LTETMカテゴリ－1 |
| 最大消費電力 | 2.5W |
| 使用温度範囲 | 0～＋40℃ |
| 使用湿度範囲 | 25～95%RH（ただし結露および氷結なきこと） |
| 設置場所 | 屋内（壁面設置） |
| 外形寸法（mm） | W138×H65×D17 |
| 質量 | 85g |
※1：実使用時の容量は各種損失をかけた容量となります。周辺温度やお客様宅での消費電力量により電力変換効率が下がる場合があります。※2：初期実効容量は4.7kWh/9.4kWh/14.1kWh（JIS C 4413による）。※3：屋外設置の場合（蓄電池ユニット、パワーコンディショナ、通信モデム、リモコン、リモコンケーブル20m、逆潮流防止用CTφ16、逆潮流防止用CTケーブル20mが含まれます）。※4：雪が積もる場所には設置できません。※5：JIS C 8961に基づく効率測定方法による定格負荷効率を示します。※6：運転時、A特性、装置正面1mにて〔参考目安：図書館の中40dB、ささやき声30dB（環境省ホームページより）〕。また、取り付ける壁によっては室内で動作音が聞こえる場合があります。※7：発電電力量等の数値は目安ですので、電力メーターの値や電力会社からの請求書の値、その他各種精密計測機器とは数値が異なる場合があります。
