蓄電池の設置工事、どれくらいの期間と手間がかかる?工事の流れを徹底解説
蓄電池の設置を検討しているけれど、「工事にどれくらい時間がかかるの?」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
停電時の備えや電気代の節約に役立つ蓄電池ですが、工事の期間や手間がわからず不安になることもありますよね。
この記事では、経験豊富な専門業者が、設置工事の流れや期間、準備にかかる時間、注意したいポイントまでわかりやすく解説します。
不安なくスムーズに準備を進められるようサポートしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ページ目次
蓄電池設置工事の全体期間はどのくらい?

蓄電池の設置について、「工事はどのくらいの期間がかかるの?」というご質問をいただくことがよくあります。
実際には、設置作業そのものは1〜2日で終わることが多いのですが、申請や納品待ち、季節的な混雑など、さまざまな準備が関わってくるため、全体として1~2ヶ月程度を見込んでおくのが安心です。
それでは、実際の流れや注意したいポイントを見ていきましょう。
実際の設置工事は1~2日で完了
蓄電池本体の設置工事は、思っているよりも短時間で完了します。条件が整えば半日で終わるケースもあり、標準的な工事でも「朝から始めて夕方には完了する」1日工事が基本です。
工事では、専用の台座や基礎を設置し、本体を固定。その後、配線をつなげて、動作確認と安全チェックを行います。
「基礎工事」という言葉から、コンクリートの硬化に時間がかかるイメージを持たれるかもしれませんが、最近ではコンクリートブロックのみで基礎を構成したり、ブロックの間に生コンを流し込んだりする工法も多く使われています。
この場合、本体の重さはブロック部分が支えているため、中央のコンクリートが乾いていない状態でも設置を進められることがあります。
ただし、地盤が柔らかい場所や設置面に強度が必要な場合は、土間コンクリートを全面に打つ必要があり、その際は硬化に24~48時間ほどかかることもあります。
「たった1日で終わるの?」と驚かれる方も多いですが、最近の蓄電池は取り付けやすく設計されており、経験豊富な施工業者が効率よく作業を進めることで、スムーズに完了します。
申請から工事完了まで1~2ヶ月程度が目安
工事自体は1〜2日で完了しますが、実際に蓄電池を使い始めるまでには、いくつかの手続きが必要です。
ご契約後にはまず、電力会社への「系統連系申請」を行い、その審査結果を待つ必要があります。
また、多くの自治体で実施されている補助金を利用する場合は、補助金申請の手続きも必要です。これらの準備を含めて、設置までの期間は1~2ヶ月程度を目安にしておくと安心です。
ただし、春先や年末などの混み合う時期、申請書類の確認に時間がかかる場合などは、3ヶ月ほどかかることもありますので、余裕を持ったスケジュールでご検討いただくのがおすすめです。
スケジュールに関して不安なことや気になる点があれば、電池バンクまでお気軽にご相談ください。
季節や地域によって工事時期が変わることも
蓄電池の設置工事にかかる期間は、季節や地域によって左右されることがあります。
たとえば、3月〜5月ごろは日照時間が伸びて発電量が増え始めることや、多くの自治体で新年度の補助金制度がスタートすることから、太陽光発電や蓄電池の導入が一気に増える時期です。
そのため申し込みが集中し、希望どおりの時期に工事が組めないこともあります。
また、台風シーズン前の夏から秋にかけても、防災対策として設置を検討する方が増える傾向があります。
さらに、豪雪地域では冬のあいだ屋外工事が難しくなるケースも。お住まいの地域や季節の状況に合わせて、少し余裕をもったスケジュールを立てておくと安心です。
納期や補助金の期日が工事スケジュールに影響することも
蓄電池は精密機器のため、在庫状況やモデルごとの納期にばらつきがあります。特に人気のある機種や新製品は、注文から入荷までに数週間かかることも。
工事は機器が届いてからになるため、納期によってはスケジュールが後ろ倒しになる場合があります。
また、自治体や国の補助金を利用する場合には、「○月○日までに工事完了・連系完了」といった期限が設けられていることが多く、そこに間に合わせるために逆算して動く必要があります。
こうした事情をふまえ、早めに相談して準備を進めておくことが大切です。
蓄電池設置工事の詳しい流れを段階別に解説

蓄電池の設置には、事前の調査から契約、申請、工事、そして電力会社の確認まで、いくつかの段階があります。ここでは、全体の流れをわかりやすく段階別にご紹介します。
事前調査・見積もりの流れ(1~2週間程度)
蓄電池の導入にあたっては、まずご家庭の電気の使い方や太陽光発電の有無、ご希望の容量などをもとに、機種選びとおおよその見積もりからスタートします。
気になる業者が見つかったら、次に現地調査を依頼します。施工業者がご自宅を訪問し、蓄電池の設置場所や電気設備の状況を詳しく確認します。
屋内に設置する場合は、床が蓄電池の重さに十分耐えられるか、熱がこもりにくい環境かどうかなどをチェックします。
屋外の場合は、直射日光の影響や地盤の強度、隣家との距離に加え、大雨の際に冠水する恐れがないかなど、安全に使えるかどうかを細かく確認していきます。搬入経路の確認もこのタイミングで行われます。
あわせて、蓄電池本体のほかに必要な分電盤やリモコンなど周辺機器の配置や、配線の取り回しも確認されます。
太陽光発電と組み合わせる場合は、その設備との接続方法や配線経路のチェックも欠かせません。
現地調査の結果をもとに正式な見積もりが提示され、内容に納得できればご契約、工事日程の調整へと進みます。
この一連の流れには、一般的に1~2週間ほどかかります。早めに動き出すことで、全体のスケジュールも組みやすくなります。
契約後の申請手続きと準備
契約が決まると、まず電力会社へ系統連系申請を行います。この申請が受理された後、蓄電池の設置工事に進みます。
申請が受理されることで、蓄電池を電力系統につなぐための準備が整うことになります。
あわせて、自治体や国の補助金を使う場合は、必要書類の提出も進めていきます。不備があると手続きが遅れることもあるため、専門業者と一緒に確認しながら進めると安心です。
申請のタイミングで、蓄電池本体や周辺機器の発注も行います。人気モデルは納期がかかる場合もあるため、早めの手配がスムーズな導入につながります。
立会い検査と本稼働までの流れ
系統連系の申請が受理されると、電力会社による立会い検査が実施されます。多くの場合は工事後に行われますが、タイミングが合えば、工事当日にあわせて行うことも可能です。
この検査を経て、電力会社との連携が正式に完了し、蓄電池が本稼働となります。なお、工事完了時点で基本的な使用は可能ですが、形式上はこの確認をもって正式運転となります。
電池バンクでは、申請手続きやスケジュール調整もサポートしていますので、「何をすればいいの?」という方もお気軽にご相談ください。
実際の設置工事当日の流れ
工事当日は、作業スタッフが到着後、まず設置場所の最終確認からスタートします。
屋外設置では、あらかじめ準備していたメーカー指定のコンクリートブロック(簡易基礎)を所定の位置に並べ、その上に蓄電池を据え付けてアンカーボルトなどで固定します。
ブロックの周囲にコンクリートを流して安定性を高める工法もよく使われます。
屋内設置の場合は、床設置場所の床が本体の重さにしっかり耐えられること、そして搬入できるだけのスペースがあることが確認できれば、そのまま据え置く形で設置が可能です。
その後、パワーコンディショナなどの機器を設置し、蓄電池から住宅内の分電盤へと電気をつなぐための配線工事を行います。
太陽光発電を併設している場合は、太陽光パワーコンディショナとの接続や、HEMSなどの関連機器の設定も同時に進めます。
機器の取り付けが完了したら、蓄電池の設定を行います。普段の使い方に応じて、動作モードを選び、非常時の動作条件や残量設定などもこの段階で決定します。
設定が済んだら、一時的に家の電気を遮断して停電状態を再現し、蓄電池から特定負荷分電盤に電力がきちんと供給されるかを確認します。
どこまで準備が必要?蓄電池工事でお客様にお願いしたいこと

「蓄電池工事って、何を準備すればいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、ご協力いただくことはそれほど多くありません。
この章では、工事の前・最中・後にお願いしたいことをわかりやすくご紹介します。
工事前の準備でお客様にお願いすること
蓄電池の工事をスムーズに進めるために、いくつかご協力いただきたいことがあります。
まずは、蓄電池の設置予定場所のまわりを軽く片付けていただくこと。植木鉢やガーデニング用品などがある場合は、事前に移動をお願いしています。
また、工事車両の駐車スペースの確保にもご協力をお願いします。お車の移動などが必要な場合は、あらかじめご案内させていただきます。
さらに、工事中に一時的な停電作業が入ります。パソコンなどの精密機器を使用されている方は、事前に保存や電源オフの準備をお願いしています。
不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
工事中のお客様の立ち会い時間
工事当日は、お客様にご在宅いただく必要がありますが、ずっと作業を見ていただく必要はありません。
作業前の最終確認と、工事完了後の動作確認やご説明のタイミングで、お立ち会いいただければ大丈夫
です。
それ以外の時間は、たとえばご自宅でゆっくり休まれたり、お仕事をされたり、いつも通り家事をされたりと、普段通りにお過ごしいただけます。
「一日中付きっきりでいないといけないのかな…」と心配される方もいらっしゃいますが、そのようなご負担はありません。
ほとんどの時間はお任せいただけますので、お茶でも飲みながらリラックスしてお待ちください。
工事後の手続きや確認事項
工事が終わっても、いくつかの手続きが残っています。たとえば、電力会社への使用開始の連絡や、補助金を申請された場合の完了報告、そして保証書のお渡しなどです。
これらの手続きは、基本的に施工業者がサポートしますので、難しいことはありません。ただ、お客様に確認やご対応をお願いする場面もあります。
また、蓄電池の基本的な使い方や、停電時の切り替え操作などについても、このタイミングで丁寧にご説明いたします。工事後すぐに安心して使っていただけるよう、一緒に確認していきましょう。
蓄電池設置工事でよくある質問と期間への影響

蓄電池の設置工事は、基本的にスムーズに進みますが、まれに工期が延びることもあります。
この章では、よくあるご質問をもとに、工事期間に影響する要因や、もしものときの対応についてご紹介します。事前に知っておけば、いざというときも落ち着いて対処できますよ。
工事が延期・中止になるのはどんなとき?
天候は、工事スケジュールに少なからず影響します。通常の雨であれば工事を進めることが多いですが、強い雨や風など、安全に支障が出ると判断された場合には、延期となることもあります。
また、現地調査の段階では分からなかった問題――たとえば古くなった配線が見つかることや、設置場所の変更希望がある場合も、日程をあらためて調整することがあります。
「せっかく休みを取ったのに…」というお気持ちもあるかと思いますが、安全を最優先に進めることで、安心して長く使っていただける結果につながります。
予定外の追加工事を防ぐための事前調査の大切さ
家庭用蓄電池の設置工事で追加の工事が必要になることは、太陽光発電など既存設備との相性や、電気系統の容量の問題(例えば分電盤の交換)、設置場所の状態(ぬかるみや地盤の緩さなど)、安全基準への対応、許認可の手続きの遅れ、将来の拡張計画、環境への配慮、保証の条件など、さまざまな理由があります。
こうした思わぬトラブルをなるべく防ぐために、事前に現地調査を丁寧に行い、専門家としっかり打ち合わせをすることがとても大切です。
電池バンクでは、お客様が気軽に相談できる環境を整え、しっかりサポートしていますのでご安心ください。
設置後も安心して使うために、アフターサービスも要チェック
蓄電池は10年、15年と長く使い続けるものだからこそ、設置後のサポート体制もとても大切です。
過去には「設置した業者と連絡が取れない」「保証について相談したかったのに対応してもらえなかった」といった声もあります。
こうしたことがあると、本来の安心や快適さが損なわれてしまいますよね。
電池バンクでは、蓄電池の設置後も、万が一のトラブルがあった際にはすぐにご相談いただける窓口を設けています。
専門のアドバイザーが対応し、必要に応じてメーカーと連携してサポートしますのでご安心ください。
業者選びの際は、価格や工期だけでなく、こうした「万が一のときの安心」があるかどうかも、ぜひチェックしてみてください。
蓄電池ってどれくらいでつくの?工事の流れをおさらい

蓄電池の設置工事は、実際の作業自体は1~2日程度と、とても短期間で完了します。ただし、事前の調査や必要な申請などを含めると、全体では1~2ヶ月程の期間を見ておくと安心です。
また、工事当日の立ち会いは最小限で済みますので、「ずっと付きっきりじゃないとダメなのかな?」といった心配も不要です。
スムーズに設置を進めるためには、早めの準備や工事時期の選び方、そして信頼できる施工業者を選ぶことが大切です。
電池バンクでは、そうしたご不安をひとつひとつ丁寧にお伺いしながら、ご家庭にぴったりの蓄電池をご提案しています。
設置までの流れや工事について気になることがあれば、どうぞお気軽に電池バンクまでご相談ください。経験豊富なアドバイザーが、わかりやすくご案内いたします。

記事監修:電池バンク編集部
過去7千件を超える施工実績を有し、
その経験と知識を元に、
太陽光・蓄電池・V2H等のお役立ち情報を発信しています。
その経験と知識を元に、
太陽光・蓄電池・V2H等のお役立ち情報を発信しています。
信頼と実績の電池バンク
電池バンクは創業50年、太陽光発電・蓄電池等の施工実績7千件を超えるエネルギーバンク株式会社が運営。
電池バンクの強み①
お客様のご要望を的確に把握し、最適なシステムを提案
- 販売スタッフがお客様のご要望を丁寧にヒアリングし、ライフスタイルや予算に合わせたシステムを提案します。
専門アドバイザーが商品やシステムに関する専門知識に基づいて、お客様の不安や疑問を丁寧に解消します。また、お客様の将来的なライフプランなども考慮した、長期的な視点に立った提案を行います。

電池バンクの強み②
高品質な施工と安心のアフターフォロー
- 日々技術と知識をアップデート、高い工事スキルと美観にこだわり
電池バンクでは、国内で販売されている主要メーカーの施工IDを取得し工事に対応しています。電池バンクは国家資格保有・工事経験豊富な工事スタッフが多数在籍し、パートナー工事店においても詳細なヒアリングと審査、施工研修を行い連携しています。

写真は電池バンク工事スタッフ
電池バンクの強み③
新製品もいち早く取り扱い
- メーカー・商社と連携し、新商品をスピーディーにご提案
電池バンクは新製品が発表された場合、販売開始時期や商品知識をいち早く集めてお客様に説明できるように努めています。また、SMART ENERGYのEXPO等に積極的に参加し、お客様にとって少しでも良いご提案が出来るように情報収集や各社との連携を図っています。

電池バンクの強み④
安さと品質を追求
- 徹底したコスト削減に努めています
仕入れにおいては、長年の実績と信頼に基づくボリュームディスカウントの恩恵を最大限に享受。営業担当者を置かずウェブサイトからの集客に特化することで人件費を大幅に削減し、継続的な安定仕入れでコストを抑制しています。

LINE・オンライン商談も可能!