ダイヘン、関西電力、大林組の3社が共同で開発した電気自動車(EV)向けのワイヤレス給電システムとエネルギー管理システム(EMS)が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の省エネルギー技術開発賞において「ベストコラボレーション賞」を受賞しました。
この3社は、2021年からNEDOの助成事業を通じて、走行中のEVへのワイヤレス給電システムと、それを制御するEMSの開発に取り組んできました。今回受賞したシステムは、走行中のEVへのワイヤレス給電を可能にするだけでなく、太陽光発電などの余剰電力をEVの給電に活用することで、再生可能エネルギーの有効活用に貢献する点が評価されています。
このシステムの大きな特徴は、走行中にワイヤレスで給電できる点にあります。これにより、EVの航続距離を伸ばし、充電の頻度を減らすことができます。また、EMSによって系統電力と接続することで、電力の需給バランスを調整し、再生可能エネルギーの利用を促進します。
ダイヘンは走行中ワイヤレス給電システムと関連機器の開発を、関西電力は充電インフラの設計最適化を、大林組は機器の施工を担当しました。3社の連携によって、この革新的なシステムが実現し、2025年の大阪・関西万博の会場内で実証される予定です。万博での実証実験を通じて、システムの有効性や課題を検証し、より実用的なシステムへと改良を進めていくことが期待されます。
電池バンク編集部
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