蓄電池の
よくあるご質問
蓄電池の
購入・設置工事について
蓄電池はどのような環境に設置できますか?
設置場所としては屋内と屋外にどちらかに設置するタイプと、両方に設置可能なタイプがあります。
海に近いお住いの場合は、塩害対応する蓄電池もありますので検討する必要がございます。
また、蓄電池への直射日光や熱がこもりやすい場所には注意が必要です。
蓄電池は分電盤と繋ぐ必要があるので、分電盤との距離により工事費も変わってきます。
各メーカーの設置基準や保証規定を考慮しつつ、お客様のご自宅に合う設置場所を選ぶために電池バンクのアドバイザーにご相談ください。
他の方の導入目的はどのような導入理由が多いですか?
蓄電池を導入される方の目的は、
①災害時の停電対策
災害時の停電対策に関しては、太陽光発電システムで発電した電気を蓄電地に貯めておくことで災害時に電気が使えるメリットがあり、
電力会社から電気を購入する場合でも深夜帯の割安なタイミングで電気を購入し蓄電池に貯める事も可能です。
➁FIT期間終了に伴う売電単価の減少→電気の自家消費
FIT期間の終了に伴い売電単価が大きく減少する場合、電気を売るのではなく、電気を買わない選択を取り、電気を自家消費する方が経済効果があります。
この場合は太陽光発電システムが既に設置済みの為、作った電気を自家消費に回す為に蓄電池の設置が必要です。
③電気代の節約
深夜の安い電気を購入し、蓄電地に貯めて、日中に貯めておいた電気を使うことで差額分の電気代が安くなります。
また、太陽光発電システムが導入されている場合は、日中に発電した電気を夜間に使用する事で電気代を抑える事が可能です。 多くはこの3つの目的が多い印象です。
蓄電池単体での経済メリットは無く、原価回収は見込みにくいですが、太陽光発電システムとの併設や深夜電力、補助金など友好的にに利用する事で原価回収が可能な機種もございます。
蓄電池を設置したいのですが、補助金について教えて下さい
蓄電池を導入する際に補助金を活用するケースは多くございます。お住いの地域により内容はそれぞれですが、国や都道府県、市区町村が蓄電池の購入に補助金を設置しています。例えば国と区の補助金も併用する事も可能です。ただし、申請タイミングや審査に必要な期間、対象機種など様々な要件をクリアする必要があります。例えば申請タイミングが「契約前」、「工事後」に分かれる場合もあります。工事後に申請しても補助金の予算に達していた場合は補助金が活用できません。でんちバンクでは出来る限り補助金を活用する為に、事前にお客様との工事日や機器の調達など細かな調整を行っていきます。
過去に多くの補助金活用を経験している専門のアドバイザーがサポートいたしますのでまずはでんちバンクまでお問い合わせ下さい。
太陽光発電をしている場合、蓄電池のメーカーは揃えた方がよいですか?
基本的には太陽光発電システムと蓄電池はメーカー問わず連携させることが可能ですが、シャープ蓄電池のみ同社製か三菱・京セラなど一部のメーカーパネルとの接続しか認めておらず、それ以外のパネルに接続した場合は保証が下りない事もあるので注意が必要です。
蓄電池の製品について
蓄電池の特定負荷型とは
特定負荷型とは停電時に冷蔵庫や照明など自宅の限られた場所に電気を送るモデルの事を指します。
特定負荷型の蓄電池の設置工事の場合は分電盤の小さい分岐ブレーカーの1.2回路に蓄電池を接続する事となります。
例えば、分電盤の1つの分岐ブレーカーに対して冷蔵庫が紐づいていて、蓄電池と繋いだ場合、停電時は冷蔵庫のみが使える事になります。
そのように特定の回路に対して電気が利用する事が出来る蓄電池のモデルを特定負荷型と言います。
蓄電池の全負荷型とは
全負荷型とは自宅の分電盤のメインブレーカーに蓄電池から電気を供給する仕組みで、停電時に家中の電気が使用可能となります。ただし注意点があり、蓄電池の出力や専用分電盤に組み込まれているブレーカーのサイズ、電力会社との契約容量との兼ね合いで接続の可否が確定します。
蓄電池の単機能型とは
単機能型とは太陽光発電システムと蓄電池のそれぞれのパワコンが別々になっているタイプです。
その為これから蓄電池を導入したい方も、蓄電池専用のパワコンを導入する事で太陽光発電システムと連携する事が可能です。ハイブリッド型は太陽光発電システムと蓄電池のパワコンが一体化している為、ハイブリッド型の蓄電池を導入する場合は太陽光発電システムの既設のパワコンを廃棄したり、太陽光単体の長期保証が切れてしまう場合がありますが、単機能型はそれを気にする必要がございません。
単機能型の蓄電池を導入検討されている方の多くは、太陽光の設置年数が浅くシステム保証年数が長期間残っている場合や、直近でパワコンの交換を行った(パワコンがまだ新品に近い)ご家庭に太陽光を併設せずに蓄電池単体での導入をご検討されているご家庭が多いです。
蓄電池のハイブリッド型とは
ハイブリッド型とは、太陽光発電システムと蓄電池のパワコンが一体化しているタイプの事を言います。
太陽光発電システムで作って蓄電池に貯めている電気は直流で、家庭で電気を使用する場合は直流から交流に変換する必要があります。その直流を交流に変換する器機がパワコン(パワーコンディショナー)と言います。
単機能型は太陽光発電システムと蓄電池にそれぞれパワコンが必要ですが、そのデメリットを解消する為にパワコン2台を1台に纏めたのがハイブリッド型です。
また、直流を交流に変換する際に変換ロスが発生しますが、単機能型と比べて変換効率が向上したのもハイブリッド型の特徴です。
蓄電池のトライブリッド型とは
「太陽光発電」「蓄電池」「V2H」この3つのシステムを1つのパワコンで制御・コンロールができるシステム構成のことをトライブリッド型と言います。
V2Hは電気自動車から家に給電できるシステムの事で、電気自動車が今後ますます普及していくと考えられる現代において注目のシステムとなります。
トライブリッド型で有名なメーカーはニチコンで多くのラインナップが存在し業界をリードしています。
おすすめの蓄電池のメーカーを教えてください
お客様にご提案する蓄電池ではじめから「おすすめはこの機種」というものはございません。
お客様のご自宅の設備設置状況や、設置スペース、契約電力、使用電力、分電盤の回路構成などさまざまな状況を鑑みて、最終的にお客様のご自宅の状況にマッチする製品をおすすめさせて頂いております。
でんちバンクが取り扱うメーカーも豊富にありますので、お客様に最適な蓄電池を専門のアドバイザーのサポートによりお探し致します。
蓄電池の寿命を教えて下さい
設置環境や稼働状況によりますがだいたい10年~15年と言われています。
蓄電池の寿命を表すときには、「サイクル数」と「使用期間」という2つの数値が用いられて説明されます。
「サイクル数」とは、蓄電池が空の状態からフル充電を行い、空になるまで使用した場合1サイクルとなります。
このサイクルが何回繰り返す事で蓄電池の性能が低下するのかを表しています。
メーカーごとに蓄電池のサイクル数を掲載していますが、算出条件はメーカーごとに異なるため注意が必要です。
「使用期間」とは非常用蓄電池など頻繁に充放電を繰り返さないタイプの蓄電池においてサイクル数ではなく使用期間で寿命を表します。
その場合一般的には15-20年と言われています。
蓄電池導入の
メリット・デメリットについて
蓄電池導入のメリットを教えて下さい
蓄電池の導入メリットは
- 停電時でも自宅で電気が使用できる
- 太陽光とのセットで作った電気を自家消費・売電が可能
- 電気代を節約できる
- 環境対策への取り組み
- 電気自動車が有効活用できる(トライブリッド型)
- 太陽光のパワコンの寿命を伸ばせる
が主に上げられます。お客様からの声としては停電時の対策とFIT期間終了に伴う売電単価の減少対策、電気代を節約できるなどの声が過半数を超えてきます。
蓄電池導入のデメリットを教えてください
蓄電池導入のデメリットは
- 導入費用が高額
- 設置場所の確保が必要
- 10-15年で寿命を迎える
- 貯められる電気の量は限りがある
このあたりが上げられます。よくあるお声としては蓄電池を導入検討されている方が想像よりも導入費用が高額であるという点です。
蓄電池は製品本体の価格に設置工事費用(使用する部材なども含め)がかかります。また、2022年現在、蓄電池は各メーカー値上がりしている傾向があります。
ただし、国や都道府県、市区町村単位で補助金を設置し活用して導入する事で初期費用を下げる事が可能です。また、補助金は条件が合えば併用する事も可能なので、でんちバンクまでお気軽にお問い合わせ下さい。
蓄電池の
運用と保守について
定期的なメンテナンスは必要ですか?
蓄電池は基本的に定期的なメンテナンスは必要ありません。
もしエラーや不具合が起きた場合は設置工事店もしくは、製品の故障であればメーカー側が対応となります。
蓄電池自体に長期の保証も付いていて安心ですが、自然災害補償やメーカー保証の年数はメーカー・製品毎に異なりますので、導入前には必ず確認が必要です。
蓄電池の保証内容と保証期間について教えてください
蓄電池の保証内容はメーカー・製品毎に異なります。
蓄電池でも蓄電池ユニットと蓄電池の出力における保証などが分かれていたりする為確認が必要です。
また、「お客様が故意に故障させた」「自然災害が原因で故障してしまった」などの場合は保証が下りない可能性もあります。
自然災害補償に関しては付いている製品もあればそうでない製品もあります。
保証期間については有償で延長できるオプションを用意されている場合もあるので、不明な点がございましたらでんちバンクまでお問い合わせ下さい。
蓄電池を設置した後のトラブルを教えてください
蓄電池の設置した後によくあるトラブルを箇条書きで説明します。
- ハイブリッド蓄電池で発電量の低下
- 設置場所がイメージと違った
- 助成金の申請が受理されなかった
詳しく確認されたい方はお気軽に御相談ください。
その他のご質問
蓄電池の騒音はどれぐらいありますか
家庭用蓄電池で多い40dbの音ですが、屋内でも屋外でも問題なく設置して頂けるレベルです。
会話に支障はないが聞こえるレベルで家庭用エアコンの室外機よりも騒音レベルは低いので問題なく屋外に設置して頂けます。