太陽光発電システムのパワコンは、長くお使いいただく中で交換が必要になることがあります。お客様からは「外壁がタイル張りだけど大丈夫?」「外壁を塗り直したから、外した時に色が目立つんじゃないか…」といったご不安のご相談をいただくことが少なくありません。今回は、そうしたご相談へのアドバイスをご紹介します。
交換工事の選択肢
パワコンの交換工事には、主に以下の3つのパターンがあります。
1. 同じ場所に新しいパワコンを設置 アドバイザーが選定した新しいパワコンが既設と同じサイズだった場合、古いパワコンの場所をそのまま利用する理想的なケースです。新たな壁の加工は不要で、スムーズな交換が可能です。
2. 既設の場所に設置できない場合の選択肢 新しいパワコンのサイズや配管の関係で、既設の場所に設置できないことがあります。その際には、お客様の状況に合わせて以下の2つの選択肢からお選びいただけます。
- 新しいパワコンを別の場所に設置するので、古いパワコンを外す この方法では、外した後の壁に経年劣化や日焼けによる跡が残ることがあります。新しいパワコンは、お客様と相談して最適な設置場所を決定します。
- 新しいパワコンを別の場所に設置するけど、古いパワコンを残す 古いパワコンは電源線自体を引き離し、通電できないようにします。新しいパワコンは、既存の配管などを考慮して最適な場所に設置します。
既存パワコンの放置はデメリット?
「古いパワコンをそのまま残して大丈夫なの?」というご質問をいただくこともあります。故障したパワコンを電源が入ったまま放置するのは危険ですが、交換工事で残置する場合は、電源線自体は引き離し、通電できないようにします。そのため、安全上の問題はありません。
また、「配線を延長すると発電効率が落ちるのでは?」とご心配される方もいらっしゃいますが、配線延長はあくまで既存パワコン内の端子を再利用するものですので、発電効率が落ちることはありません。
お客様のお住まいの状況によって最適な方法は異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。電池バンクアドバイザーが最適な施工方法をご提案いたします。
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電池バンク編集部
家庭用蓄電池・太陽光発電等の
販売施工業者。
工事部、CS部、補助金
・各種申請部署を有し、
日本全国で蓄電池・太陽光発電等の
販売施工を行う。
国内で販売されている
主要メーカー製品を全て取り扱い。
Tesla Powerwall認定販売施工会社に認定。