太陽光発電と蓄電池を導入されたご家庭では、停電時でも電気が使える安心感があります。しかし、稀に蓄電池が自動で自立運転に切り替わらないケースがあります。今回は、そのような状況に遭遇した場合の対処法についてご説明いたします。
先日、弊社のお客様より「夜中に停電が発生したが、蓄電池が作動しなかった」というお問い合わせをいただきました。原因を調査したところ、電力会社の電柱にあるヒューズが切れており、完全に電気が途絶えていなかったことが判明いたしました。このような場合、蓄電池は「停電」と認識できず、自立運転に移行しないことがあります。
このお客様のケースでは、電力会社が復旧作業を行い、ヒューズを交換することで電気は復旧しましたが、その間は蓄電池の電気が使えない状態でした。
もし、停電が発生したにも関わらず蓄電池が自立運転しない場合は、お手数ですが、ご自宅の主幹ブレーカーを手動で落としてみてください。主幹ブレーカーを落とすことで、電力系統からの電気の流れが完全に遮断され、蓄電池が「停電」と認識し、自立運転を開始するはずです。
ただし、ブレーカーを操作する際は、念のため精密機器などの電源を切り、コンセントを抜いた状態で行ってください。
今回の事例は非常に稀なケースではありますが、万が一同様の状況が発生した場合は、上記の方法をお試しいただくことで、電力会社の復旧までの間も電気をご利用いただける可能性がございます。
通常、電力系統が完全に遮断された場合には、蓄電池は問題なく自立運転を行いますのでご安心ください。もし、上記の方法でも改善しない場合や、ご不明な点がございましたら、設置を依頼した工事会社にお問い合わせいただくことをおすすめします。

電池バンク編集部
家庭用蓄電池・太陽光発電等の
販売施工業者。
工事部、CS部、補助金
・各種申請部署を有し、
日本全国で蓄電池・太陽光発電等の
販売施工を行う。
国内で販売されている
主要メーカー製品を全て取り扱い。
Tesla Powerwall認定販売施工会社に認定。