地域防災力向上へ 横浜市戸塚区でEV活用セミナー

横浜市戸塚区で、地震などの自然災害時に電気自動車（ＥＶ）を非常用電源として活用するための防災対策セミナーが開催されました。日産神奈川販売、日産自動車、損害保険ジャパンが主催し、地元事業者「戸塚泉栄工業会」会員など約20人が参加しました。講師はＳＯＭＰＯリスクマネジメント執行役員が務め、激甚化する近年の災害傾向や、事前の備え、初動対応のポイントを解説しました。電力確保の観点からＥＶ活用の可能性を探り、事業継続計画（ＢＣＰ）の重要性を強調しました。セミナーではＥＶ試乗体験会も実施され、ＥＶを蓄電池として活用する事例やコストなどの具体データも紹介されました。参加者は災害時のＥＶ活用による電力確保やＢＣＰの重要性を学びました。

近年、自然災害が多発しており、各地域で防災対策の強化が求められています。ＥＶは、移動手段としてだけでなく、非常用電源としても活用できるため、今後の防災対策において重要な役割を担うことが期待されます。

セミナーの開催を通じて、地域住民の防災意識が高まり、ＥＶの利点が広く認知されることで、より安全で安心な社会が実現することを願います。