筑後市と広川町は、脱炭素社会の実現に向け、電気自動車(EV)の普及と活用を推進する取り組みを加速させています。
筑後市では、市役所駐車場にEV急速充電器が設置され、一般利用が開始されました。この充電器は、IT大手DMM.comのサービスを利用したもので、市が場所を無償提供し、同社が設置・運営を行っています。公共施設への急速充電器の設置は県南初となり、EVユーザーの利便性向上に貢献します。充電器は50kWの出力を持ち、軽自動車であれば約30分で満充電が可能です。利用料金は1分55円で、24時間利用できます。
一方、広川町は、日産自動車、日産福岡販売とEV活用推進協定を締結しました。この協定は、EVを活用した脱炭素と災害対策を目的としており、広川町は全国で203番目、県内では7番目の締結となります。協定では、EV普及促進に加え、災害時には日産福岡販売が試乗車などのEVを貸し出すことが定められています。EVは蓄電池としても活用でき、災害時には避難所の電力源としても期待されています。
両市町は、「ゼロカーボンシティ宣言」を掲げており、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指しています。今回の取り組みは、その目標達成に向けた重要な一歩となります。EVの普及は、環境負荷の低減だけでなく、災害対策にも貢献できるため、今後の展開が注目されます。

電池バンク編集部
家庭用蓄電池・太陽光発電等の
販売施工業者。
工事部、CS部、補助金
・各種申請部署を有し、
日本全国で蓄電池・太陽光発電等の
販売施工を行う。
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主要メーカー製品を全て取り扱い。
Tesla Powerwall認定販売施工会社に認定。