三菱電機が家庭用エコキュートのデマンドレスポンス(DR)制御機能を強化し、2024年3月3日から提供を開始します。この新機能は、分散型エネルギー制御システム「リビングアース」に追加され、多数のエコキュートを一括でDR制御可能にします。
太陽光発電の普及に伴い、出力制御が増加傾向にあります。そこで、家庭用エコキュートの沸き上げ時間を調整するDR制御が注目されています。しかし、従来は各家庭の機器を個別に制御する必要があり、効率的な運用が課題でした。
新機能では、DRサービス事業者が契約している三菱エコキュートの沸き上げ時間を一括制御できます。沸き上げ時間を昼間の最適なタイミングにシフトすることで、再生可能エネルギーの出力制御を低減し、電力需給バランスの安定化に貢献します。
また、時間帯別卸電力取引所料金単価を事前に入力することで、発電量が多く料金単価が安い時間帯に沸き上げを行い、電力調達コストを低減できます。
このシステムは、無線LANアダプターが接続された2020年度モデル以降の三菱エコキュートに対応しています。新機能の導入により、再生可能エネルギーの有効活用と電力システムの安定化が促進され、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。

電池バンク編集部
家庭用蓄電池・太陽光発電等の
販売施工業者。
工事部、CS部、補助金
・各種申請部署を有し、
日本全国で蓄電池・太陽光発電等の
販売施工を行う。
国内で販売されている
主要メーカー製品を全て取り扱い。
Tesla Powerwall認定販売施工会社に認定。