滋賀県警は、災害時の電源確保に役立てるため、プラグインハイブリッド車(PHV)のパトカー8台を新たに導入します。これは近畿2府4県の警察では初の試みです。PHVパトカーは、車内に備え付けられたコンセントから最大1500ワットの給電が可能で、非常用電源として救助活動現場での電源や、停電で消えた信号機の復旧に活用できます。セダンタイプのパトカーより車高が高く、積雪時や悪路での走行にも優れている点も特徴です。
1台約640万円という価格のPHVパトカー導入の背景には、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを目標に掲げた県条例や、昨年1月の能登半島地震の経験があります。県警内では、環境に配慮した車両であるとともに、災害現場で有効に使えるパトカーが求められていました。
7日には県警本部で納車式があり、池内久晃本部長は「走る蓄電池として最前線での活躍を期待する」と述べ、災害に強いパトカーで県民の安心と安全を守ると誓いました。PHVパトカーは18日以降に県内の警察署に配備され、その能力を活かした活動が期待されます。今回の導入は、災害対策と環境対策を両立させる先進的な取り組みとして、全国的にも注目されています。

電池バンク編集部
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