オフグリッドについての説明
オフグリッドとは電力会社からの電力供給に頼らず自給自足している状態を言います。
太陽光などによる自然エネルギーを主電源としているためどのような場所にいても電源を確保することが可能です。
これに対し電力会社との電線連携により売電できるように「系統連携」することをオングリッドと言い、日本の太陽光発電設備はほぼ、このタイプと言えます。
また、売電や電気の購入ができ蓄電池を利用し災害停電時も電気が使用できるタイプを「ハイブリッド型」と言います。
【オフグリッドのメリット】
- 電気料金が「ゼロ」
- 環境にやさしい
- 災害停電時などの緊急時の対応が可能
オフグリッドの生活は電力会社と送電網との繋がりがないため「買電」する必要がなく、電気料金が一切かかりません。また、太陽光発電設備による発電は地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出が全くないクリーンエネルギーであることから環境にやさしいことも大きな特徴と言えます。
さらに、太陽光発電設備と蓄電池を併設することで災害停電時、電力会社からの電力供給がなくても一定期間の電気を使うことが可能です。
【オフグリッドのデメリット】
- 天候に左右される
- 機器のメンテナンス費用が必要
電力会社に頼らない完全なオフグリッドの場合、日照が少ない時期は太陽光発電設備の発電量が減るため、日常生活に必要な電力を十分確保できないこともあります。また、特に梅雨時は蓄電池に蓄えた電力の残量を見ながら節電する必要もありますので注意が必要です。
オフグリッドによる生活は太陽光発電設備や蓄電池を導入することで成り立っていますが、これらの機器が故障してしまうと暮らしに支障が出てしまいます。快適なオフグリッド生活を送るために機器のメンテナンス費用が必要になることも認識しておきましょう。
完全なオフグリッドは住む場所を選ばず自然の中で生活することも可能で、地球環境にも貢献できる素晴らしい方法です。まずは現在の自宅で太陽光発電設備や蓄電池を利用したオフグリッドからチャレンジしてみるのも良いでしょう。