SUMMARY
このガイドのポイント
- 太陽光発電は、屋根のパネルで発電した電気を家で使い、余った分を売るしくみ
- 2026年度の住宅用(10kW未満)の売電価格は、1〜4年目24円/kWh、5〜10年目8.3円/kWh(FIT・初期投資支援スキーム)
- 今は売電よりも自家消費で電気代を下げる考え方が中心。蓄電池と組み合わせると効果が大きくなる
- 設置できるかどうかは、屋根の向き・形・材質・築年数で決まる。まずは現地調査で確認する
目次
太陽光発電の仕組みと、できること
住宅用の太陽光発電は、屋根に載せた太陽光パネルで光を電気に変え、パワーコンディショナ(パワコン)で家で使える電気に変換するしくみです。発電した電気はまず家で使われ(自家消費)、使い切れなかった分は電力会社に売る(売電)ことができます。
太陽光発電でできる3つのこと
01
電気代を下げる
昼間に使う電気を自分で発電した電気でまかない、電力会社から買う電気を減らします。
02
余った電気を売る
使い切れない電気は電力会社に売り、売電収入を得られます。
03
停電に備える
停電時も、昼の発電中は自立運転で電気が使えます。
売電のしくみと2026年度の売電価格
余った電気は、国の固定価格買取制度(FIT)によって、決められた価格で10年間買い取ってもらえます。2026年度の住宅用(10kW未満)は、導入初期の負担を早く回収できるよう、最初の4年間の価格が高く設定されています(初期投資支援スキーム)。
| 期間 | 売電価格(10kW未満・税抜) |
|---|---|
| 1〜4年目 | 24円/kWh |
| 5〜10年目 | 8.3円/kWh |
| 11年目以降(卒FIT) | 電力会社との個別契約。価格は下がる |
※2026年度に認定を受ける場合の価格です(2026年10月時点)。年度によって変わるため、最新の価格は資源エネルギー庁の公表資料でご確認ください。
POINT
電気を買う価格は、売る価格よりも高くなっています。今は「売る」より「自分で使う」ほうが電気代を下げる効果が大きいため、昼の電気を夜に回せる蓄電池との組み合わせが増えています。
パネルの種類と、設置できる屋根
発電量は、パネルの性能だけでなく屋根の向き・傾き・形・材質で大きく変わります。
パネルの主な種類
| 特徴 | 向いている家 | |
|---|---|---|
| 単結晶パネル | 発電効率が高く、今の住宅用の主流 | 屋根が狭く、限られた面積で発電量を確保したい |
| 多結晶パネル | 単結晶より効率はやや低め | 屋根が広く、たくさん載せられる |
| 小型・軽量パネル | 小さな面や複雑な形の屋根にも配置しやすい | 寄棟など形が複雑な屋根、北面を活かしたい |
屋根の確認ポイント
向き・傾き・影
南向きが最も発電しやすく、東西向きでも設置できます。近くの建物や木の影も確認します。
材質・築年数
スレート・瓦・金属など屋根材ごとに工法が違います。雨漏りを防ぐ施工と、屋根の傷み具合の確認が大切です。
メリットとデメリット
+メリット
- 電気代を下げられる昼間の電気を自家発電でまかない、電気料金の値上がりの影響を受けにくくなる
- 売電収入が得られる余った電気はFITで10年間買い取ってもらえる
- 停電時にも使える昼の発電中は自立運転で電気が使える
- 環境にやさしい発電時にCO₂を出さない
−デメリット
- 初期費用がかかる設置費用を電気代の削減と売電で回収するまでに年数がかかる
- 天候で発電量が変わる雨や曇りの日、夜は発電しない
- 点検・交換が必要定期的な点検に加え、パワコンは10〜15年ほどで交換時期を迎える
POINT
回収までの年数は、屋根の発電量とどれだけ自家消費できるかで大きく変わります。ご自宅の条件で試算してから判断しましょう。
費用の考え方と補助金
太陽光発電の費用は、載せるパネルの容量(kW)と屋根の条件で大きく変わります。金額だけで比べず、何が含まれた見積もりかを確認しましょう。
費用を左右するポイント
- パネルの容量と枚数:屋根に載せられる量と、発電したい量から決まります。
- パネル・パワコンのメーカー:発電効率や保証の内容が違います。
- 屋根の材質・形:屋根材に合った架台や工法、足場の有無で工事費が変わります。
- 蓄電池の有無:同時に設置するとパワコンを1台にまとめられる場合があります。
使える補助金
既存の住宅に後から付ける太陽光発電には、2026年10月時点で国の補助金はほとんどありません。一方で、東京都をはじめ多くの都道府県・市区町村が独自の補助金を用意しています。新築の場合は、国のZEH支援事業の対象になることがあります。
CAUTION
自治体の補助金は、予算に達すると受付が終わるものや、工事の前に申請が必要なものがあります。電池バンクでは補助金の申請を年間750件以上代行しています。
補助金の全体像は2026年度 補助金まとめで詳しく解説しています。
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ご自宅の実質価格を知りたい方へ
電気の使用量から最適な容量を割り出し、補助金込みの価格でお見積りします。
導入の流れ
- 01ご相談・シミュレーション
電気の使用量と屋根の情報から、発電量の目安を試算
- 02現地調査
屋根の向き・形・材質・状態を確認
- 03ご契約・各種申請
電力会社への連系申請と、売電(FIT)の認定申請を代行
- 04設置工事
架台・パネル・パワコンの設置と配線
- 05連系・発電開始
電力会社の連系後に発電・売電がスタート
電力会社への連系や売電の認定には時間がかかることがあるため、余裕をもったスケジュールで進めます。

施工事例|千葉県四街道市
テスラ パワーウォール+AIKO AA PREMIRE Liteを導入
- メーカー
- テスラ
- 容量
- 13.5kWh
よくあるご質問
北向きの屋根でも太陽光は設置できますか?
発電量は南向きより少なくなりますが、屋根の傾きが緩い場合や、反射を抑えたパネルを使うことで設置できるケースがあります。屋根ごとに発電量を試算してから判断しましょう。
太陽光パネルの寿命は何年ですか?
パネルは20〜30年以上使えるものが多く、メーカーの出力保証も20〜25年が一般的です。電気を変換するパワコンは10〜15年ほどで交換時期を迎えるため、あわせて計画しておくと安心です。
10年たって売電期間が終わったらどうなりますか?
FITの買取期間(10年)が終わる「卒FIT」の後も、電力会社と契約すれば売電は続けられますが、価格は下がります。蓄電池やV2Hを組み合わせて、発電した電気を家で使い切る方法が選ばれています。
CONCLUSION
まとめ
太陽光発電は、屋根で発電した電気を家で使い、余りを売ることで電気代を下げる設備です。2026年度は売電価格が最初の4年間に高く設定されており、導入初期の負担を回収しやすい仕組みになっています。
ただし、発電量は屋根の条件で大きく変わります。まずはご自宅の屋根で発電量と効果を試算し、蓄電池との組み合わせも含めて検討してみてください。
SUPERVISOR
電池バンク編集部運営:エネルギーバンク株式会社|太陽光発電・蓄電池・V2Hの販売施工専門店
太陽光パネルや蓄電池、V2Hの提案から施工までを全国対応で手がける電池バンクの編集部です。累計10,000件以上の施工実績をもとに、導入前に知っておきたい情報をわかりやすく発信しています。
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